川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

2021.10.11

こんにちは、エビスダニです。

 

あっという間に10月ですね。

朝の連ドラが終わりに近づくと時の流れの速さを感じます。

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秋の仕事の栗むきも始まりました。ヘルパーのゆゆちゃんと。



ところで、最近変わったゲストさんが来て。

何日か連泊してくれていて最初から色々聞いてはいたものの、私の宿直の日に今日どこへ行っていたのかと聞くと、「今日6時間くらい警察につかまってて・・・」。

理由を尋ねると、通りがかりの家の犬が吠えてきて、その犬はネグレクトを受けていて散歩に全然連れて行ってもらってなかった、なので散歩してあげた、そしたら飼い主に警察呼ばれた、ということだったようでした。

それだけでもだいぶびっくりする話なんですが。

 

「普通の人」「変な人」という言い方は好きじゃないけれど、自分が変わってるという自覚はあるようで、もし子供ができても子供も変になっちゃうんじゃないかって思うんだとか、色々と話をする中でこの子は子供のような正直な奴に見えるけどそんな自分に生きづらさを感じたりもしているのかなーなんて思いました。

本当のところ彼が何を考えているかなんて何にもわからないけどね。

 

思えば私も普通じゃない自分に苦しんできた気がします。

男になる修行に明け暮れて集団行動を拒否し、道端に落ちてる開封済みのポテチを喜んで食べ、制服のYシャツの袖に何のためらいもなくラクガキをするような子供だったし、(最初の)結婚祝いはホームベーカリーがほしい、と友達グループにリクエストするし、忘年会で社長からのサポートがあると聞けば「いくらもらえるんですか」と聞き、離婚が決まったらさっさと離婚届を出したいがために近くの友達に承認のはんこおしてーと気軽に頼むような大人になった。

大多数の人が「それはちょっとおかしいんじゃない」と思うことが、おかしいことに気づかないということがたくさんあった。

そして今も、あれ、これ普通じゃなかったかも、とビクビクする時もたくさんある。

 

だからという訳ではないけれど、私は変な奴は(めんどくさいけど)嫌いじゃなくて、遠慮なく接することができるところは楽だと感じたりもする。

ゲームやろうよと言われても、やらないよ!とはっきり言えるし、靴下どれがいいと思うと聞かれても、靴下くらい自分できめなよ、と言える。

馬が合わないのにやたら話したがる人に気を遣う人よりずっと楽。

 

変人と普通の人の境界は実にあやふやでみんなきっと出たり入ったりしていると思う。

決まった服しか着ないスティージョブズ、白ご飯と牛乳の組み合わせが好きという菅田将暉素手でトイレ掃除する高橋一生、ちょっと変じゃない?

 

彼の最後の夜はケイゴ君が宿直で、ゲストは彼だけだった。

翌朝話を聞くと、ラウンジの畳の上で寝てしまったとのこと。そしてケイゴ君が「それくらい安心してくれて良かった」と言っていたのが私は嬉しかった。

 

変な奴だっていいんじゃない、と言うの忘れたなーと思って。

でもきっとあいつは私のブログなんか読まない。もし読んだら「私のブログ「なんか」って言っちゃうような仕事なんですね~」と言われて「いちいちあげ足とんなよ」と返す。それでいいのよね。(スタッフとお客さまの関係として「いい」のかはよくわからないけど)

変人だってそのままでいいのだ!

 

カフェスタッフ募集中

この流れでアレなんだけど、変人を探している訳ではありません。

 

この度、ちゃぶだいのカフェをまゆゆと2人で引っ張ってくれていたしおみちゃんが、めでたく産休に入ることになりました!いつからかは未定。

そこで、調理を含むカフェ運営全般を一緒に頑張ってくれる仲間を探しています。

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土日どちらかは出られる方が良いのですが、平日含め週〇日出たいとか、これくらいの調理の経験ならあるとか、時給もっとほしいとか、細かいところは相談しましょう。

詳細はこちらの投稿をご覧ください。

https://www.instagram.com/p/CUcRxj9vfGj/?utm_source=ig_web_copy_link

 

ちゃぶだいカフェの仕事は、飲食の提供や調理・接客だけでなく、場づくりのような要素があったり新しい企画を考えたりなど、考え、実行することも大事です。

現に、しおみちゃんは「ちゃぶだい暮らし」という新しい企画を生み、動かしてくれてくれているし、まゆゆは新しいちゃぶだいグッズを鋭意制作中です。

 

しおみちゃんは、ちゃぶだいを自分たちが考える「より良いもの」にする為にできるたくさんのことを提案してくれました。時には私たちのほうが気づかされることもたくさんありました。

まゆゆは、店舗前だけでなくお向かいさんの軒下まで掃除をし、一人一人のお客様を大切に接客してくれています。まゆゆの対応に感激してまたカフェに来てくれたり泊まってくれたりするお客様もいました。

場所は同じ「ちゃぶだいカフェ」で、方向性は一つであっても、スタッフの個性も活かせる場でありたいと思っています。

 

なんかちょっといい出会いや、きっかけや、発見がある場所。

このちゃぶだいカフェを大切に楽しんでくれる誰か、探しています。


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子供を産むって、とても嬉しいことでもあり、寂しい面もたくさんある。

これまで普通にできていた色んなことがしばらくできなくなるし、その代わりに得られる喜びも気づきも成長もあるのだけど、頑張っていた場から離れるのは、一人置いてけぼりになったような、忘れられるような、もう要らないって言われてるような、そういう寂しさが伴う。

 

しおみちゃんが元気な子を産んで帰ってくるのを、ちゃぶだいは待っています。

がんばれ母ちゃん!