川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

第3卓の報告

改めて肝に銘じたこと

まずこの前のイベントとは全く関係のない話なのですが。

先日、駅のトイレで順番待ちをしていた時のこと。

個室から「クソッ!誰だよ前に入った女!ざけんな!」とお怒りの声が聞こえてくるではありませんか。

何があったのやらと思っていると、個室から金髪・キツめのメイクの女性が出てきました。

「あぁ。目ぇ合わさないようにしよ。」と思っていると、再び個室から「クソッ!むっかつく!」と、またお怒りの声。

私はすっかり金髪女性が発した言葉だと納得していたのですが、彼女は全くの無実だったのですね。

人を見かけで判断してはいけないな、というお話でした。

ちなみに、怒っていた人がどんな人だったのか、トイレがどんな惨状だったのかはわかりませんでした。

「クソッ」が「糞」だったのかな。トイレはきれいに使いましょう。

 すんません最初にトイレの話で。

 

はい、本題

この流れで恐縮ですが、5月22日、ちゃぶだいとして4回目のイベントを開催しました。

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今回のゲストはコミュニティービルダーの柴田さん。

BETTARA STANDという、日本橋の駐車場で移動可能な動産・タイ二ーハウスやDIYで作る屋台などを利用したイベントスペース(3月で閉鎖)での活躍を経て、現在は4月に横浜日ノ出町の高架下に誕生したタイニーハウスを利用した宿泊施設、Tinys Yokohama Hinodechoを運営されております。

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そもそも「コミュニティービルダー」とは・・・?

「ヒトをつなげ、コトを作り続ける人」、、なんか、かっこいー。

柴田さんは年間200本ものイベントを作ってきたそうです。

ひょえー!!200!!

極度の寂しがり屋で、人に会いたい気持ちが強いのでこの仕事に向いているとのことですがそれにしてもすごい数字。

しかし全てを自分だけで作り上げるわけではなく、他の人に相談したり一緒に作ったりしていて、それがまた大事なことでもあるそうです。

もちろんたくさんの苦労話もあり、きりたんぽを200食(だったかな?)作ったときはしんどかったし、もうやりたくないとか笑、映画上映イベントに全く参加者が集まらなかったときは120人くらいに直接メールを送ったりとか。

また、ナポリタン食べ比べイベントで初めて0人!を叩き出してしまった後でもその悔しさをバネに、「ナポリタンを撮る」オシャレなファニチャーショップでおいしく撮る、そして食べるというイベントで見事満員御礼のリベンジを果たすなどのお話もありました。

 

BETTARA STANDのコンセプトは、日本橋東海道の起点ということから「はじまりの場所」「多様性」そして「共有」。

本当に多種多様なイベントが満載です。

BETTARA STANDがオープンしたばかりのころ、お客さんが来てもモノを買って終わりでコミュニケーションがなさすぎることに疑問を持ち、たくさんのイベントを開催する場所になっていったのだそうです。

柴田さんがイベントを作るときに心がけていることが「企画」×「〇〇」(アイディア)。

日常の中で降りてくるコンテンツ達をどう掛け算するか考えるのだそう。

和菓子店「彩乃菓」店主の小島さんから「イベントの集客に悩んでいる」という発言があったときに「和菓子」と何かまったく違うことを掛け算してみるといいかも、というアドバイスもありました。

 

印象的だったのが、観光が関係に変わっていけばいいということ。

モノや風景を見る観光ではなく、そこに暮らす人たちとの関係へ。

それこそ、何度でも来る理由になりますもんね!

 

今回のイベントでは初めての参加者が多く、嬉しかった!!

参加者数もビールの数も過去最高で椅子もギリギリ。

ここに集まってくれたこの方々、これもまたコミュニティーと呼んでいいのですよね?

私たちの仕事は、このコミュニティーをイキがいいままどう継続していけるか。

そして川越にすでにある他のコミュニティーやこれからできてくるコミュニティーと少しずつ重なりをもっていければ、暮らしがより豊かになっていくのかな。

イベントを重ねて感じ始めたのが、私の仕事は黒子のようなものなのでは?ということ。

来てくれた人全員と挨拶をすることは心がけているけれど、あとはみんな放っておいても勝手に楽しくやるものです笑。

私は、いかにその空間を心地よいものにできるかを考えて動くべきなのかな、と。

ちゃぶだいが始まってからも、私の名前とか、私が女将とかは覚えてもらえなくても、「ちゃぶだい、なーんか居心地よかったなー」って、その「なーんか」が何だかわからないくらいに自然に居心地の良い空間を作れたらってね。

私は、寂しがり屋でもなくたくさんのこともできないので、ちゃぶだいを応援してくれる皆さんへ全力を注ぎますよ!

love you guys!!

・・・あ!場所を提供して下さった水谷意匠一級建築士事務所の水谷さん!毎度ありがとうございます!!

山形なのに岩手?

母から「山形村へ行こう」と提案され、てっきり山形県だと思い込んでいたのですが、よくよく調べてみるとそこは岩手県山形村でした。(現在は「あまちゃん」の舞台の久慈市と合併し、久慈市山形町に)

 

そもそもは、ゲストハウスちゃぶだいがオープンする前にあまり旅行をしたことがない母と旅行に行きたいと思ったのが始まり。

弟がニューヨークに住んでいるのでそこへ母を連れて行こうと思っていたのですが、私が妊娠したことによりニューヨークは中止に・・・(往復航空券代は戻らず!!)。

 

電車で行ける場所を検討していたとき、母が山形村の特産である短角牛の山上げツアーを見つけ参加することになりました。

 

先に断っておくと、今回のブログはゲストハウスの話ではなく「牛」の話になりそうです。

私は所得の関係上牛肉を買うことはほとんどありませんが、牛が肉になるまでのこと、知らなかったことがたくさんあったので伝えたいと思いました。

 

短角牛のはなし。

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そもそも「和牛」とは、黒毛和牛、褐毛和種日本短角種無角和種の4種のみで、その中でも95%は黒毛和牛だそう。霜降り系のヤツですね。

「国産牛」は、オスで生まれたホルスタインや交雑種を指すそうです。

今回見に行った短角牛は岩手・青森・秋田・北海道を中心に飼育されている牛で、今の時期から放牧され冬は里の牛舎で過ごす飼育方式が一般的です。

私が訪ねた牧場は60ヘクタールに60組の母子の牛と1頭の優秀な種牛が放たれ、放牧期間で自然交配を行います。(黒毛和牛はほぼ100%人工授精)

 

面白いのは、オスにとってハーレムかと思いきやメスたちは「ソノとき」しかオスと仲良くしたがらずオスは結構孤独なのだとか。

しかも、なかなか種がつかないと交代させられることもあり、放牧時1トンほどある体重は里へ下りる頃には800キロくらいまで減るそうで、かなりの過酷労働なのだと想像できますね。精神的プレッシャーもあるのでしょうか(;^_^

 

今回はまさに放牧される瞬間を間近で見ることができ、牛たちが嬉しそうに走っていく姿がとても印象的でした。

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子牛がはしゃぐのはわかる気がしますが、母牛も走り回ってしまい放牧からしばらくは母子がバラバラ笑。

落ち着いてくると、母が子を呼ぶ声がたくさん聞こえてきました。

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牛たちは群れて行動しているように見えましたが、その中でもやっぱり「ボス」がいます。

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そして一度勝負がつくと二度と歯向かわないオスに対し、メスは何度もねちっこく挑戦することがあるそうです。メスのほうが根に持つタイプなんだね、、人間と似てる?

ちなみに山形村では短角牛の闘牛も行われていますが、オスが同じ相手と何度も対戦できるように必ず引き分けで終わらせるのだとか。

子牛のじゃれあいを見て去勢する前に闘牛にする牛を選別し、山形村で優秀だった牛は新潟や沖縄へ買われていくそうです。

 

夏の間、広い牧場を思いっきり駆け回った子牛は冬に牛舎で肥育され22~25ヶ月で出荷されます。

母牛は2月~3月頃に出産し、夏に再び放牧されます。

 

夜には生産者も交えてのBBQでしたが(BBQでビールが飲めないなんて!)サシが少ない赤身のお肉で脂も臭くなく、もうそこまでジューシー肉汁を求めない年齢になった私的にはとってもおいしかった!
ほとんどがひき肉になってしまう経産牛のお肉も柔らかくて、このまま流通させても十分だと思うけれど、どうしても脂身が黄色っぽくなってしまい鮮度が落ちていると勘違いされてしまうとのこと。なんか、そういうのってうまく伝えられないんですかねぇ。

また、この日出会った生産者の方々は畜産業の飼料自給率が国全体で約25%といわれる中、国産飼料のみで飼育しています。

それを可能にするために遊休耕作地をデントコーン畑にしたり、また、福島の原発事故に伴う除染作業があったりと色々な挑戦や苦労をされていますが、それを乗り越えてしまう高い志しを持った方々でその姿勢がまたカッコいい。

これからも続けてほしい!けれどそんなにたくさんは買えないから、ちょっと畑違いだけどせめてここで伝えるくらいのことができればと思ったのです。

とはいえ、なかなか見かけないお肉だと思うので、せめて私たちの食の見えないところで起きていること、頑張っている人がいることを心の片隅にとどめていただけたらいいなと思っています。

 

会いたい人がいるということ。

同じツアーに参加した人の中で何年も前から続けて参加している人が何人かいらっしゃいました。

中には50回以上山形村を訪れているという方も!

そこには山菜が取れる、短角牛を応援したい、大自然に触れたいなど色々な理由があるのでしょうが、皆さんに共通していたのは会いたい人がいることだと思いました。

生産者、役場の方、農協の方、みなさんとても暖かく迎えてくれました。

そしてみなさんそれぞれの立場で自分の仕事やこの地域に対して誇りと愛を持っていることがよく伝わりました。

きっとそういうことに共感してついつい何度も足を運びたくなってしまうのだろうなぁと感じました。

何度も訪れたくなる場所にするための大きなヒントを得た気がします。

 

さぁ、ちょっと話がズレた回になりましたがここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

肝心のゲストハウスの進行状況はというと、スローリーではありますが一歩一歩オープンに向けて動いています。

来月こそは大きなお知らせができるかな!

どうぞよろしくお願い致します!(^^)!

思い出したこと。

引っ越し以来、我が家の収納という収納の中身は減ることがなく後から後から詰め込まれる一方でした。

かつては必要なもの全てがバックパック一つに詰め込まれていたのいうのに、なんというありさま!!

このままでは赤ちゃんのものを置く場所がないじゃないか!

それにアンタはもっとシンプルな暮らしが好きなんじゃぁないのか?

というわけで、自分のモノ達を見直してみることに。

 

ここ何年も着ていない服、ゴムののびきったパンツ、もはや何が入っているか思い出せない箱。。

こんなモノ達を何年も抱えていたなんて。。

一度は私の一部だったモノ達に合掌をし、ゴミ袋へブチこんでいきます。

 

押入れの奥地へ奥地へと進んでいくと懐かしいものが出てきました。

 

学生時代に撮りまくっていた写真。

 

そういえば、山ほどあったプリントは一度処分したけれど、気に入っている数枚は手元に残していたんだった。

フィルムで写真を習う最後の世代だった私たち。

私はモノクロを好んで使っていて、東京の下町と呼ばれる場所や商店街のあるまちをとにかく歩きたおしていました。

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商店もまばらにしか存在しない山の中で育った私には商店街はとても楽しい場所でした。

 

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お祭りの雰囲気にわくわくしたり、小さな神社のささやかなお正月の風景に心が穏やかになっていったのを覚えています。

 

ちょっと懐かしい風景のなかで色々な人の営みが今も続いている、そういうところに惹かれてフィルムを何本も使ったものです。

 

海外へ行くようになっても、私が好んで撮るものはまちの中に人がいる、なんてこともないスナップでした。

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思い起こせば昔から、私は色々な日常に惹かれていたのだなぁ。

ホームランとなるボールがバットに当たった瞬間の写真でも、すらっと美人なデルモがポーズをとるスタジオ撮影でもなく、どこにでもころがっていそうな日々の風景を撮ることに夢中になっていた頃を思い出しました。

 

旅をするようになってからもその傾向は同じで、そんな中で心に残るのは出会った人のことでした。

展望台からの眺めよりそこでピクニックをしていた家族がコロッケをくれたこと、日本より物価が安いからと泊まってみた高級ホテルより屋台で出会ったおばちゃんが招いてくれた決して裕福ではない自宅。

 

「日常」と「人」。

私が心動かされてきたこと。

川越を私の日常にしたくて越してきた。

そんな私が見せたい川越は?

改めて考えるいいきっかけの大掃除となりました。(掃除はまだ続く…)

 

 

あっ、そうそう、ゲストハウスちゃぶだいの飲食部門に救世主現る!

きちんと決まったらまた紹介しますね♪

あとは飲食のアルバイトさんと宿泊のヘルパーさんを募集する可能性があります。

興味のある方がいらっしゃいましたら考えておいてネ(^_-)-☆

イベントの報告と告知

どうも、妊娠7ヶ月に入り、くしゃみ時の尿漏れに悩まされ始めたエビスダニです。

 

さて、とりあえずこの前のイベントのご報告を!

 
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24日、3回目のイベントをすっかりお馴染みとなった水谷意匠一級建築士事務所で行いました。

テーマは「旅先としての川越 その魅力は!?活かし方は!?」ということで、ゲストをお願いしたのは高橋由美子さん。

世界一周クルーズを運営するNGOピースボートの元職員で、世界各国の様々なツアーを企画運営してきたキャリアを持った方です。

私が乗船した12~13年前には通訳スタッフとして乗船されていたのをよく覚えています。

なぜ覚えているかって、ゆみさん、その時坊主だったから!船のチャリティー企画で坊主になったらしいのですが。

 

ちゃぶだいの紹介、参加者の他己紹介(これがけっこう毎回おもしろい)を経てゆみさんのお話へ。


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アメリカで先生をしていた時から始まり、ピースボートの通訳スタッフからのツアー企画、現地添乗員としてのお仕事の話、特徴のあるツアーの紹介がいくつかありました。

ケニアの学校を訪ねたもの、マサイ族の青年とフラフープでコミュニケーションをとっている写真、チリのスラム街で壁画アートを楽しんでいるものやアマゾンの原住民の吹矢をツアーに入れてもみんなができるものかどうかゆみさんが試している写真(笑)。

ドイツでは廃炉になった原子力発電所を、廃炉になってからも雇用を生める場所に生まれ変わらせたテーマパークも紹介して頂きました。

 

そして葛藤。

とても素敵な場所を見つけて、みんなを連れていきたいと思う気持ちと秘密にしておきたい気持ち。ツアーにしたら秘密の場所じゃなくなってしまう。

これは例えば私たちがこれからちゃぶだいのお客様に地元の人しか行かないようなお店を紹介し続けたとき、果たしてそこはいつまで地元の人しか行かないようなお店でいられるのか、それがお店側にとって本当にいいことなのか、という疑問にもつながります。

また、ツアーを行うことによりお金が手に入り、普段はTシャツ短パンで過ごしているアマゾンの原住民も、ツアーの時だけ腰巻をしたり、マサイ族も携帯を隠して急にジャンプしだしたり、「それらしく見せる」ようになってしまい結局彼らの本来の生活とは違う姿に出会うことになってしまう。

そしてそれは川越でも起き始めているのでは、という意見も出されました。

川越を「川越らしく」見せようとしすぎているのではないか。

 

それから、2つに分かれて参加者の皆さんと実現可能かは考えずにどんなツアーができるか妄想してみました。

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ゆみさんからは、そこにしかないもの、そのツアーに参加しなければ体験できないこと、というアドバイスがあり、それを踏まえると妄想とはいえなかなか難しい。

結果、面白かったのは、一方のチームは朝のツアーを考え、もう一方は夜のツアーを考えたこと。20分くらいで考えたものなので内容はまだまだですが、改めて何ができるかみんなで考えるのは楽しい時間でした。

 

私がふとこの夜に思ったのは、夜の観光がないと言われますが、観光がないからこそ夜と朝には素顔の川越が見られるのではないでしょうか。

私は無理して夜にまで観光を作らなくてもいいのではないかな、と実は思っています。

お客さんが入ってくるなりみんなに向かって挨拶する銭湯であっっつい湯につかり、地元の人が好きで行くような呑み屋でその雰囲気に浸り、人気のない滑走路のような一番街を歩いてちゃぶだいに帰って来る。

そこでまた少しの程よい距離の交流があり、いい気分で寝て、朝には氷川神社をお参り、コーヒーとコッペパンの朝食をとってからまだ「川越らしい」川越になる前の準備体操をしている街を歩く。パンを買って川沿いを歩くのも気持ちいいし、なんだかそういう「ちょっと余裕のある休日」みたいな過ごし方っていいんじゃないかなーってね。

 

この日とても嬉しかったのは、ありがたいことでもあるのですが、参加者が知り合いだらけになっていく中このブログを見て参加してくれた初めましての方がいらして、楽しんでくれたこと。

色々な人が来てくれるのはやっぱりうれしいことです^^

ブログはとても難しくて、ちょっと恥ずかしいものですが、続けていればいいこともありますね。

 

次のイベント

次のイベントももう決定しています!!

ちゃぶだいイベント 第3卓 「川越にイキの良いコミュニティをつくろう!!」

と題して、5月22日の19時半~開催します。

ゲストにお迎えするのはコミュニティービルダーの柴田さん。

日本橋では移動可能な動産・タイ二ーハウスやDIYで作る屋台などを利用した期間限定(暫定利用)イベントスペース BETTARA STANDを、現在は横浜日ノ出町の高架下に誕生したTinys Yokohama Hinodechoを運営されている方です。

コミュニティービルダーっていったいどんなお仕事なんだろう??

私もわからないことだらけで、とても楽しみにしています。

少しでも興味があれば、ご参加お待ちしています!!

また、Facebookをやっていないけれど参加したい方がいらっしゃいましたら、このブログにコメントを下されば対処します^^

よろしくお願い致します\(^o^)/

私が福井に行ったワケ

福井に行ってきました。
駅前にも恐竜がいるんですねぇ!

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今回の目的は、ゲストハウスSAMMIE'Sのおかみさんの咲子さんに会いに行くことです。
SAMMIE'Sは、ちゃぶだい計画が始まってからずっと色んな人から勧められて行きたかったゲストハウス。
でも、福井って近くて遠いっていう感じしません?ねぇ、首都圏にお住まいの皆様?
なんだかんだでようやく、念願叶いの福井旅です。

 

さて、咲子さんは福井駅から徒歩5分の場所にある古民家を購入し、DIYでゲストハウスへと整備してオープンさせています。

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暗い・・・f(^^; なぜ夜撮ったんだ。
いまだ未完成の部分もあったりですが、館内は手作りの暖かさがあふれていてとても愛らしい。

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情報もたくさん。
なんだか幸せな気持ちになってくるのはきっと、内装デザイン云々よりも(もちろん内装も素敵なのだけれど)咲子さんがこの建物に愛を込めて試行錯誤した跡がみえるからかも知れない。

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嬉しいことに到着した日、咲子さんともうすぐ一歳になる娘さんのちぃちゃんとランチをご一緒できることに(=^ェ^=)!
ゲストハウスをオープンさせてまもない頃に現れた現在のご主人との馴初め話も聞いたり♡

 

そして今回私が一番聞きたかったことは、お子さんを抱えてどうやってゲストハウスを切り盛りしているのかということ。
なぜって?
実は、、、エビスダニ、こどもができました。
はい!わかってます皆さんの言いたいこと!
「このタイミングで!?」「おかみ業どーすんの!?」
まさに私が思ったことです。
青少年たちよ、明るい家族計画に油断は禁物だゾ!
さぁどーしよー!ですよ。
こどもがいる生活なんて全然わからないんですもん。
最初は、赤子を背負って掃除機だってかけられるし、おっぱいあげながらチェックインだってやってやるって思ったけど、実際どこまでできるかわからないし「やっぱりできませんでした」っていうのは迷惑極まりないことでしょう。
もうこれは、やってる人に聞いた方が早い!ということで福井にやって来た訳です。

 

咲子さんは、かなちゃんというスタッフ一人と、ヘルパーさんに手伝ってもらっているそう。かなちゃんがまた、咲子さんのかゆいところに手が届くというような、とってもいい関係なんですよね。
私にもかなちゃんが必要だわ(笑)。

何も予定通りに進まない、睡眠も満足に取れない中で、スキマ時間をうまく使うことや、生活のなかでの工夫、パートナーの協力、周りとの関わりかたから出産・育児のこと、ゆっくりお話を聞くことができました。
また、私の状況や気持ちも聞いてもらうことができました。

 

とても印象的だったのが、出発する日の朝、一緒に泊まっていた日本人男性、イタリア人女性、アメリカ人女性と私と咲子さんとかなちゃん、みんなでちぃちゃんを囲んで、笑って、そこは幸せな空気でいっぱいだったこと。
言葉が通じるかなんて問題じゃなかった。
それを見て、とても前向きな気持ちになることができました。
もちろん毎日ご機嫌じゃないだろうし、私のこどもがめちゃくちゃ人見知りとか、めちゃくちゃ暴れん坊な可能性だってあるけれど。

 

咲子さんが「赤ちゃん楽しみ」って言ってくれたこともとても嬉しかった。
やっぱりどこかで素直に喜びたいのにうしろめたいような気持ちもあったんだと思う。まぁ今までに色々なことがあり普通に再婚して家族をつくるなんて、とても自分に許されることではない気がしていました。

だから素直に喜ぶことが難しかったけれど(このタイミングのこともあり)それはお腹にいるこには関係のないこと。

今は、このお腹の中で一生懸命生きている命が愛おしく、これからの人生を楽しみに思っています。

 

SAMMIE'Sを去る朝、見えなくなるまで手を振ってもらった後、前を向いた私はびっくりするほど涙でいっぱいでした。
自分で思っていたよりも私は不安だったみたい。

本当に行ってよかった。

わざわざ時間を割いてくださった咲子さんへ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

結果として何かが解決した訳ではなくただ、大変そうだけどなんとかなりそうだというイメージができるようになった。それで充分。

 

というわけで、オープン直後エビスダニはいないかも知れません。
でももしかしたら今はまだお腹にいる男の子と一緒にいるかもしれません。
私の100%でちゃぶだいをやりたかったけれど、100%ではできなくなってしまいました。

なかなか行き届かない部分も出てきてしまうかもしれません。
だけど、どうにかこうにか試行錯誤しながら、私らしく、ゲストハウスちゃぶだいをこどもを育てるように愛を込めて育てていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します!

 

物件公開の日も近い!?

来月は、いままで秘密にしていた物件のこと、そしてお掃除のお手伝い募集などの動きも出てくると思います!

お見逃しなく~!

ちゃぶだいイベント第2卓やります

ちゃぶだいイベント第2卓!(3回目)

第2卓のイベントページを公開しました!

ちゃぶだいイベント 第2卓 「旅先としての川越 その魅力は!?活かし方は!?」

4月24日(火)19時半~、場所はお馴染み「水谷意匠一級建築士事務所」です。

 

今回のゲストは、高橋由美子さん。

以前のブログでも少し紹介しましたが、もとピースボートの職員で世界各国の色々なツアーをコーディネートしたり、通訳、翻訳のお仕事などをされています。

ゆみさんの前職関連情報
http://japangrace.com/2017/04/07/hello-world/
共訳された本
http://korocolor.com/book/survivor.html
エコハウスについて
http://koedo-home.com/

 

そんなゆみさんをお迎えして、今回はツーリズムに目を向けてみます。

過去にどんな点に魅力を感じてどんなツアーを作ってきたのか、作る過程で気をつけていること、また、ゆみさんから見た川越の魅力、逆に危うく感じている点などじっくりお話を聞けるイベントになっています。

更には参加した皆さんで川越でできる可能性のあるツアーを作ってみたり、まちのこれからについて語ったりしたいと思います。

いいツアーができたら、ちゃぶだいで採用されるかもよ!?

 

まだわからないけれど、できればすでに川越の観光に関わっている方にも来て頂き、現状はどうなのかも聞けたらなぁと。

 

また、ゆみさんはまだ川越に越してきたばかりなので、昔から住んでいる人ともまちについて、観光についてどんな風に感じているのかなどお話してみたいとのこと。

そして純粋に川越に友達がほしいと(笑。

わかります、私も移住者で勤務先は三芳町だったこともあり、このゲストハウスプロジェクトを始めるまで、川越での知り合いは大家さんとコーヒー屋さんくらいでしたから。

ゆみさん夫婦に、川越をもっと好きになってもらえる日になればいいな、とも思っています。

 

もしも Facebookはやっていないけれどイベントに参加したい方がいらっしゃいましたら、是非このブログにコメントを残していただければと思います^^

 

ちゃぶだいはどーなってるの?

まだ正式に契約を交わしていませんので詳しいことは内緒ですが、物件を借りることができそうです!

飲み会ではない真面目なミーティングも始まりました(笑。

そしてついにちゃぶだい運営会社も設立間近!の予定。

それに向けて、初めて実印を作りました。

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川越のバンコドウさんというはんこ屋さんで作って頂きました。

気さくなおじちゃんが対応して下さり、印鑑に無知な私にも丁寧に説明して下さいました。

「大人」ってかんじ!ふっふっふ、これで家買ったりできるんだね。予定も金もないけど。

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はんこの袋に書かれてた。

 

あとこれはただのつぶやきですが、飲食経験者で食品衛生のこととかわかっててちゃぶだいの飲食部門をやりたい人、いないかなぁ。。楽しいと思うんだけどなぁ。。

田中さんが収入は保証するって言ってるんだけどなぁ。。(限度額あり)

3月前半のイベント。

ちゃぶだいイベント第一卓と、川越エリアリノベーションシンポジウム

3月5日に、ちゃぶだい二回目のイベントを前回と同じ水谷意匠一級建築士事務所をお借りして開催しました。

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今回は予告通りゲストをお呼びしましたよ!

豊島区にあるシーナと一平というゲストハウスのオーナー日神山さんです。

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シーナと一平については今までもブログに何回か書いているので気になった方はシーナと一平カテゴリーから検索してみてください。

 

そして今回のイベントについては「川越style」の石川さんがとても丁寧にまとめて下さっているのでそちらもご覧ください!

ameblo.jp

他者からの目線でここまで丁寧にちゃぶだいについて取材して下さったのは私たちにとって初めてのことでした。

なんだかまちのヒーローのようにカッコよく紹介されていて、嬉しいと同時に身が引き締まる思いでした。

石川さん、ありがとうございました!

 

そして、3月11日には川越エリアリノベーションシンポジウムと川越デザイン会議がありました。

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コチラのゲストには秋田から(株)see visionsというデザイン事務所代表の東海林 諭宣(しょうじあきひろ)さんがいらっしゃいました。

 

それにしても「日神山さん」に「東海林さん」って、なんだかすごい名前のゲストが揃った3月前半になりましたねぇ。先祖は何者!?「戎谷」(えびすだに)がかすんで見えるわ・・・

 

日神山さんには

シーナと一平のこれまでの歩み(うまくいっていることもいかなかったことも)、まちとどう関係を築いてきたか、仲間づくりの話、これからの展望などなどなど、お話を伺った後は質問タイムからのそのままみんなで飲み続ける会となりました。

心に残っていることを箇条書きにすると、

・シーナと一平は「自分たちが楽しむ街を紹介する拠点」

・おもしろい人、おもしろい場所を紹介

・イベントばかりではなく日常を作る(いつ来ても何かやっている場所にする)

・同じ船に乗れる人と役割分担できるチームを作る

etc.

 

そして日神山さんが言った「川越の魅力は人」という言葉。

イベントにもおもしろい人たちが集まってくれて、ゲストハウスを通じてそういう人たちとどう関われる場所を作るか、そしてその見せ方も大事。 

 

東海林さんは

秋田の南通亀の町というエリアで空き店舗・空きビルをリノベーションし、酒場カメバルサカナカメバールKAMENOCHO STOREという3つの店を三年間でオープンさせた方です。

このエリアは秋田一の繁華街からほど近いものの、人の流れは少なく子供たちにはあまり近づいてほしくないようなエリアだったそうです。

しかしこの3店舗が近い距離で短い時間でオープンしたことにより、明るく楽しく活気のあるエリアへ変わっていきました。

東海林さんはご自身の仕事を「不動産オーナーとプレイヤーを結びつけるネゴシエーター」と表現されていました。

そして、豊かな社会とは、社会の余白を感じて自分たちの楽しみをつながりあってつくりあげること、と締めくくられました。

 

染谷さんとかなこさん

川越の住民でこのブログを読んでくださっているような方々ならご存知でしょう!

デイリースタンドコポリの店主の染谷さんと、ワインスタンドPON!の店主の佐藤かなこさんが、シンポジウムの後、川越デザイン会議に登場しました!

 

テーマは「夜の川越」。

このお二人がどういう夜の川越についてどんな話をされるのか、とても楽しみだった!

 

まず、染谷さんは都内のレストランで勤務していたコックさんでしたが、コポリの奥にある「ソコノワ」さんという洋服屋さんの店主と「この庭先で料理とかできたらいいよねー」という世間話から気がついたら自分で店を作っていた、というような始まり方でした。

 

そしてかなこさんは、ワインショップで勤務をしていたソムリエさん。

これからのご自身の仕事のことを考えていた時期と「サン・セバスチャンのように昼から気軽にワインが一杯飲めるようなお店、誰か作ってくれないかなぁ」と思っていたことが重なり、自分で始めることに。

 

染谷さんのお話では、川越駅前エリアの他のお店の方に聞いてみたところ、景気はいい訳ではなく、このエリアを同じお客さんがぐるぐる回っている状態とのこと。

グレーゾーンかも知れないが、いわゆるキャバクラのようなお店があってもいいのではないか、きれいに見せようとしすぎているのではないかといった意見が出されました。

ちなみに現在のコポリは、狭い空間に暖かくほどよい興奮とおいしい匂いが充満した幸せがつまったようなお店です。

 

かなこさんからは、お店のある「昭和のまち」エリアで氷川神社の風鈴のイベントにあわせて夜に楽しめる店を紹介した取り組みなどについてお話がありました。

かなこさん個人的には「夜が早いまちが一つくらいあってもいいと思っている」とのこと。

PON!さんはお店がメインの通りに面しているので、観光客もターゲットの一つ。

幅広い年代のお客さんが、貴重な休日のご褒美をゆったりと楽しんでいるお店です。

 

その後の馬場さん、東海林さんとのクロストークから出た一つの答え、そして今回のちゃぶだいイベントで出た答えは似たような場所に行きついたと感じています。

 

それは「日常」。

 

染谷さんもかなこさんも、シーナと一平もカメバルも、自分たちがほしい日常を形にした場所。

シンポジウムの懇親会の締めでの馬場さんの一言(飲んだ後)。

「観光客のための施設を作るとかじゃなくて、自分たちが楽しくていいって思える日常が作られれば観光客なんててきとーにやって来る」

こういうことなんだ、きっと。

 

日常の延長にある宿。

 

どう表現していこう。


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私の「チーズ」のタイミング悪く、乾杯前なのにほろ酔い顔になってしまった東海林氏と田中氏。

おそろいのカメノチョウストアTシャツで^^ シャツの下に着るのがきまりなのかしら。