川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

第3卓の報告

改めて肝に銘じたこと

まずこの前のイベントとは全く関係のない話なのですが。

先日、駅のトイレで順番待ちをしていた時のこと。

個室から「クソッ!誰だよ前に入った女!ざけんな!」とお怒りの声が聞こえてくるではありませんか。

何があったのやらと思っていると、個室から金髪・キツめのメイクの女性が出てきました。

「あぁ。目ぇ合わさないようにしよ。」と思っていると、再び個室から「クソッ!むっかつく!」と、またお怒りの声。

私はすっかり金髪女性が発した言葉だと納得していたのですが、彼女は全くの無実だったのですね。

人を見かけで判断してはいけないな、というお話でした。

ちなみに、怒っていた人がどんな人だったのか、トイレがどんな惨状だったのかはわかりませんでした。

「クソッ」が「糞」だったのかな。トイレはきれいに使いましょう。

 すんません最初にトイレの話で。

 

はい、本題

この流れで恐縮ですが、5月22日、ちゃぶだいとして4回目のイベントを開催しました。

f:id:chabudaikawagoe:20180524162952j:plain

今回のゲストはコミュニティービルダーの柴田さん。

BETTARA STANDという、日本橋の駐車場で移動可能な動産・タイ二ーハウスやDIYで作る屋台などを利用したイベントスペース(3月で閉鎖)での活躍を経て、現在は4月に横浜日ノ出町の高架下に誕生したタイニーハウスを利用した宿泊施設、Tinys Yokohama Hinodechoを運営されております。

f:id:chabudaikawagoe:20180524170721j:plain

そもそも「コミュニティービルダー」とは・・・?

「ヒトをつなげ、コトを作り続ける人」、、なんか、かっこいー。

柴田さんは年間200本ものイベントを作ってきたそうです。

ひょえー!!200!!

極度の寂しがり屋で、人に会いたい気持ちが強いのでこの仕事に向いているとのことですがそれにしてもすごい数字。

しかし全てを自分だけで作り上げるわけではなく、他の人に相談したり一緒に作ったりしていて、それがまた大事なことでもあるそうです。

もちろんたくさんの苦労話もあり、きりたんぽを200食(だったかな?)作ったときはしんどかったし、もうやりたくないとか笑、映画上映イベントに全く参加者が集まらなかったときは120人くらいに直接メールを送ったりとか。

また、ナポリタン食べ比べイベントで初めて0人!を叩き出してしまった後でもその悔しさをバネに、「ナポリタンを撮る」オシャレなファニチャーショップでおいしく撮る、そして食べるというイベントで見事満員御礼のリベンジを果たすなどのお話もありました。

 

BETTARA STANDのコンセプトは、日本橋東海道の起点ということから「はじまりの場所」「多様性」そして「共有」。

本当に多種多様なイベントが満載です。

BETTARA STANDがオープンしたばかりのころ、お客さんが来てもモノを買って終わりでコミュニケーションがなさすぎることに疑問を持ち、たくさんのイベントを開催する場所になっていったのだそうです。

柴田さんがイベントを作るときに心がけていることが「企画」×「〇〇」(アイディア)。

日常の中で降りてくるコンテンツ達をどう掛け算するか考えるのだそう。

和菓子店「彩乃菓」店主の小島さんから「イベントの集客に悩んでいる」という発言があったときに「和菓子」と何かまったく違うことを掛け算してみるといいかも、というアドバイスもありました。

 

印象的だったのが、観光が関係に変わっていけばいいということ。

モノや風景を見る観光ではなく、そこに暮らす人たちとの関係へ。

それこそ、何度でも来る理由になりますもんね!

 

今回のイベントでは初めての参加者が多く、嬉しかった!!

参加者数もビールの数も過去最高で椅子もギリギリ。

ここに集まってくれたこの方々、これもまたコミュニティーと呼んでいいのですよね?

私たちの仕事は、このコミュニティーをイキがいいままどう継続していけるか。

そして川越にすでにある他のコミュニティーやこれからできてくるコミュニティーと少しずつ重なりをもっていければ、暮らしがより豊かになっていくのかな。

イベントを重ねて感じ始めたのが、私の仕事は黒子のようなものなのでは?ということ。

来てくれた人全員と挨拶をすることは心がけているけれど、あとはみんな放っておいても勝手に楽しくやるものです笑。

私は、いかにその空間を心地よいものにできるかを考えて動くべきなのかな、と。

ちゃぶだいが始まってからも、私の名前とか、私が女将とかは覚えてもらえなくても、「ちゃぶだい、なーんか居心地よかったなー」って、その「なーんか」が何だかわからないくらいに自然に居心地の良い空間を作れたらってね。

私は、寂しがり屋でもなくたくさんのこともできないので、ちゃぶだいを応援してくれる皆さんへ全力を注ぎますよ!

love you guys!!

・・・あ!場所を提供して下さった水谷意匠一級建築士事務所の水谷さん!毎度ありがとうございます!!