シーナと一平と岡山のデニム
29日はシーナと一平で3回目のおかみ体験でした。
3回目にして独り立ち!
それは私が優秀だから!・・・ではありません。
単に、皆さんのやむを得ない事情が重なってしまっただけです。
ですが、カフェは18時まで営業していましたし、ずっと一人だったわけではないのです。
この日は岡山のジーンズブランド「EVERY DENIM」の山脇さんがカフェで試着販売会をやられていました。
シーナと一平には以前にもいらしていて、藍染めのワークショップなどやられたそうです。
楽しそう!!
山脇さんは、兄弟でEVERY DENIMを運営されているそうです。
弟さんは岡山で製造を、山脇さんは宣伝・販売を主な担当にしていて、各地のゲストハウスでこの日のようにイベントをやることも多いとのこと。
もともと色々な職人さんの取材をされている中で、ジーンズづくりと出会ったそうです。
実際に触らせていただきましたが、見た目よりストレッチがすごく効いていてびっくりしました。
私はこれまで、ジーンズは布を染めているのかと思っていましたが、糸から染めるらしいんです。
そんな話も色々と丁寧に聞くことができました。
国産ジーンズの一大産地の岡山から全国へ。いや、世界へ!
山脇さんはこの仕事に誇りを持っていて、商品には自信を持っている。
お話をしていてそのことがよく伝わってきました。
これまで紡いできた日本の技術の一つを未来につなげていってほしいです。
川越にゲストハウスちゃぶだいができたら来てもらいますよー(^v^)
私もその時には自分へのご褒美にしたいと思います!!
「ご褒美」と言えるように頑張らなくてはですね!
さてと。
肝心の業務内容についてです。
まずはお掃除からですが、これはもう慣れ、ですね。
まだどうしても勝手がつかめずモタモタしてしまいます。
私はつい数年前まで掃除に興味がなく、汚い部屋でも平気で過ごすことができる人間でした。
姉と暮らしていた頃がそのピークで、当時の姉の彼氏も私の彼氏も、うちに来るとアレルギー反応が出る状態。
ハウスダストが・・・とか言って、まったく、失礼ですよねー笑。
が、3年前に借りたアパートがあの黒くて速い虫がよく出るアパートだったため、必死で掃除をするようになり、それからは髪の毛一本落ちているのも気になるようになりました。
髪の毛はヤツの好物ということもあり。
人って、変われるんですね!!
結果、今は掃除機でほこりを吸い込むのが快感でたまらなく、最後に掃除機のゴミを捨てる時に今日はこんなにとった!とニヤニヤするほど。
あのアパートに越したのも、今から思えば荒療治な自分改革ってことで、よかったのかもしれません。
掃除、洗濯を終えてチェックインの準備を始めました。
宿泊カード・部屋の鍵の用意や、入り口のセキュリティーコードの確認。
お客様へ伝えることの確認。
お客様に確認することの確認。
確認、確認・・・・。
幸いなことに、クレジットカードで事前決済済みだったのでお金のやり取りがないだけでずいぶん気持ちは楽でした。
カフェの営業時間も終わり一人になり、ドキドキしつつも夜食に買ったサンドイッチを食べながら待ちました。
シーナと一平のすぐ近くにある、エイラクさんという昔ながらのパン屋さんで購入しました。
総菜パンが充実したお店です。
近所に飲食店やランドリーがあるのはやっぱりいいなー。
そして、長丁場を覚悟していましたが、意外と早くやって来られました。
香港からのカップルです。
ハロー!
空港から来たのかと聞くと、長野で猿の温泉を見て志賀高原でスキーもしてきたと!
エンジョイされてます。
あの、猿の温泉は行ったことないですが外国人に人気みたいですね。
チェックイン自体は無事に済んだものの、英語力がもう少し戻ってこないとだなーと痛感。
使ってないとどんどん忘れますね。
そのくせ、新しいことを覚えられないのは何故!?
大事なところに鍵をかけて、電気を消して、カーテン閉めて、戸締りして、緊急連絡先を書き残して、シーナと一平を出ます。
駅へ向かう。
ああ、なんか不安。
一回戻って戸締り再確認しちゃいましたよ。
ちゃんと閉まってました。
はらはらドキドキ、ハラドキのお留守番も無事終了。
が、次の日にお掃除の説明をし忘れたことを思い出し、連絡!
シーナと一平では個室の連泊の場合、掃除が必要な時にはドアにサインを出してもらうことにしているのです。
なかなか完璧とはいきませんが、初めてにしては合格かなーなんて自分で言ってみる笑。
まだまだ、修行が必要です。
(シーナと一平には住み込みスタッフがいますが、この日はちょっとお出かけしてたので一時的に無人になっただけです。お客様には緊急連絡先もお伝えしています◎)
おまけ。
先日、久しぶりにスカラ座を訪れました。
時の鐘からほど近くにある小さな名画座です。
1905年に「一力亭」という寄席としてスタートし、2007年5月に一度閉館してしまいましたが、同年8月にNPO法人プレイグラウンドによって運営が再開しました。
客席の2列目にはテーブルがあり、皆さんけっこう色々なものを持ち込んで楽しまれています。
川越市周辺には大きなシネコンもたくさんありますが、私個人の意見では、ファミリー向け映画がほとんどだなという印象。
その点、スカラ座では最新の映画ではないけれど、ミニシアター系の映画などが充実していて、好みはあると思いますが私はスカラ座で観た映画にはいつも満足させてもらっています。
この日は「シング・ストリート 未来へのうた」という映画を観ました。
85年のアイルランドが舞台で、恋をした男子高校生がバンドを組んで女の子を振り向かせようとする、青春映画です。
私は映画の評論なんてできませんが、コメディのような部分や、ミュージカルっぽい演出、家族間、兄弟間にある少し複雑な部分も描かれていて、
でも何より、青春っていいなー若いっていいなーっていう、あの10代独特の勢いとか、友情の占める大きさとか、もどかしさみたいな感情とか、大人からの抑圧に抱く反抗心とかが懐かしく、ちょっと切なく、後引く良さがある映画でした。
そしてこの映画館の売店とか、廊下とかのノスタルジックな雰囲気がまたいいんです。
映画の世界に引き込まれて、終わってからもスカラ座の外に出るまでは現実と映画の境目にいるような感覚になります。
ほら、一泊すれば時間あるし(笑)ぜひこの感覚を味わってもらいたいです!!
だんだん明るい時間が長くなってきて嬉しい今日この頃、ちらほら梅が咲いていますね。
では、また(^^)/~~~