川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

自己紹介が遅れました。

そもそも、お前は誰だ⁉

ってことですよね。

最初の記事に書きましたが、えびすだに、という名字なので、
えび、えびちゃん、えびぞう、などと呼ばれています。
33歳の女で、川越市に住んでいます。

旅に目覚めたのは
写真の専門学校生だった頃、初めての海外と、初めての一人旅を経験したことがきっかけです。

場所はパリ。
ええ、ジェンヌのパリです。

頭では、テレビなどの情報でパリの街並みのイメージはありましたが、
実際に訪れ、自分の目で見た初めての海外に私の心は予想以上に動かされました。

遠く離れた場所で、自分とは違う言語、違う文化、違う風景の中で生活している人が本当にいるんだ。

当たり前のことだけど、ちゃんと理解したのはこの時だと思います。

日光街道を辿り、会津まで

初めての一人旅は、会津でした。

街道を撮るという課題で、私は当時の自宅から近いという理由だけで日光街道を選びました。

日光までは原付で日帰りを決行しましたが、
講師から、会津まで行ってこい!と。

青春18切符でトコトコ会津まで。
サザエ堂やら、武家屋敷やら、大内宿やらをパシャパシャ撮影し、
もう場所も忘れてしまったけど会津か、喜多方あたりのユースホステルに泊まりました。

初めてのドミトリー体験で、私以外には一人女性がいました。
たしか、宿でお蕎麦やさんか何かをしていて、
食事はそこでとり、お風呂は近くの銭湯を紹介してもらいました。

そう思うと、まちをホテルと見立てる「まちやど」みたいな形は昔からあったんですね。

たぶん、この二つの旅行をきっかけに旅にハマることになったんだと思います。

世界一周

専門学校を卒業して、バイト掛け持ちして、
第48回のピースボートに乗船しました。

105日で、19ヵ国を巡りました。

一人ではなかなか訪ねるのが難しい国(イースター島など)を訪れることができたし、

船内では次の寄港地に関する勉強会があったり、
運動会みたいなイベントがあったり、
毎日飽きずに過ごしました。

同室だった3人とは今でも友達で、お互いの結婚式にも参加したり、

船で働くクルーは多国籍にわたりましたが、コミュニケーションがとれるようになり、
一緒にお酒を飲んだりして、
国籍も、人種も、宗教も違う人たちのことを、
大切な友達だって思えることに感動しました。

そして、海外を旅する自信がつきました。

ワーホリ一回目

24歳の時にニュージーランドへ。

オークランドで語学学校に通い、
韓国人とフラットメイト生活をし、
日本食レストランでバイト、
花屋でボランティア生活を4ヶ月。

その後1ドルから乗れる長距離バスでニュージーランド各地を旅して回りました。

もちろん宿泊はバックパッカーズホステル。

それぞれに個性があるし、
知らない人に声をかけるのが普通な場所。
出会ったばかりで一緒にご飯を食べたり、
ゲームをしたり、散歩したりできる場所。

自分とは全く違うバックグラウンドを持つ人たちと自然に出会えて交流できる、
そういう場所の魅力にどんどんハマっていきました。

お金を稼ぎにブレナムという街でしばらくフルーツピッキングをしました。

その時は8人部屋のドミトリーの全員が違う国籍だったけど、
家族のように、一緒に生活をして、
25歳の誕生日は、みんながそれぞれの国の料理を作って祝ってくれました。

この時仲良くなった日本人とフランス人と3人で、
オーストラリアの旅も共にしました。

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ニュージーランド、大好きです。
(写真はオージー)

その後は

長くなるので、出来事だけを綴ります。
細かいことはタイミングをみて小出しに(笑)。

オーストラリアで1ヶ月過ごして帰国。

西新井の花屋と、
町屋のホルモン焼き屋を掛け持ちして資金を作り、
二度目のワーホリでカナダへ。

バンクーバーで半年くらい、
海産物を加工する工場で働きつつ、
バンクーバーを満喫。

シアトルからアメリカに入り、グレイハウンドでアメリカ横断。

ここにきて、ニューヨークで初めて、
おもてなしする側を経験しました。

ニューヨークの日本人宿、ムーンパレスで管理人を一ヶ月やらせて頂きました。

とっても楽しくて、
ゲストの滞在を素敵なものにする手助けができることが嬉しくて、
自分でやれたらもっと楽しいはず!
と、開業したい気持ちが本当に強くなったのはここからだと思います。

その後カナダへ戻り、カナダも横断して帰国。

帰国してからは、
カメラマンやったり、
発掘調査やったり、
四国88ヶ所歩いたり、
家具作りを勉強したり、
ミャンマー行ったり、
国内ちょこちょこ旅したりして、
現在は額縁屋で働き始めて4年目になります。

あと、
結婚したり、
離婚したりもしました(;^_^


そんなこんなで、今に至ります。

次は、ゲストハウスちゃぶだいを作るために
いま頑張っていることを書いていきたいと思います。

では、また^^

今日からブログを始めます。

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川越にゲストハウスを作ります

初めまして。

これから埼玉県川越市に誕生予定のゲストハウスちゃぶだいの、おかみ?を務めさせていただく、えび、です。

 

えびすだに、なので、えびです。

えび、えびちゃん、えびぞう、などと呼ばれています。

 

2016年11月、このプロジェクトは突然動き始めました。

これから開業までに起こるあれこれを書いていこうと思います。

 

はじまりは・・・

11月11日から3日間、川越市で行われた「まちづくりキャンプin川越」。

まちの魅力を再発見し、事業を生み出すキャンプです。

川越市と(株)OpenA の運営、コースは4コースあり、私が参加したのは「リノベーションプランニングコース」で、市内の空き家を舞台に新しい魅力となる事業を構築するコースです。

エリア課題、状況を明らかにした上で、コンセプト・事業企画・事業収支計画等のプランニングを行い、最終的には実際に物件オーナーへ提案、事業の実現を目指すもの。

https://www.facebook.com/川越エリアリノベーション-311739049182657/

 

勉強になりそう。

参加費も無料だし、事業の始まり見てみたいな~、なんて軽い気持ちでした。

ただ、、あれ、、持ち物にPCって書いてある。

PC使うってことだよな、、、

私がPCを開くのは調べものか、メールチェックか、写真の整理程度なので、

参加するかどうかの一番のネックは”PC”でした。

だけどやっぱり行ってみたくて、申請時の自己PRに

「PCを使う作業はほとんどできません」と記入したうえで応募しました笑。

それからキャンプまでの間、エクセルで家計簿をつけてみるという今考えるととんちんかんな特訓を行い当日を迎えました。

 

とんでもないところに来てしまった

最初こそ、オープニングなんて、講師であるOpenAの馬場さんは風邪のせいか声がおじいちゃんのようで、クスクス笑いがあったり、

最初の講演のMYROOMの倉石さんはとても柔らかい、人がよさそうな方で、

善行寺エリアでの空き家見学会の話など、とてもおもしろいお話を聞くことができました。

その後チームに分かれ、自己紹介をして、和やかに始まりましたが、、、

 

物件を見て、わいわい話して、昭和感満々の中華屋でお昼を食べながら、

チューターであるOpenA大我さんより、

「あの物件でゲストハウスやりたい?」と聞かれ、

「できるならやりたいです」と、ふわっと回答。

だって、できるならやりたい、そう思ったから。

後に聞く話では、この時にレールが敷かれていたのだと・・・

 

その後、一日目の話し合いは、ほぼ覚えていません笑。

ただ、私がおかみに就任し、ゲストハウスに向けて事業の計画が始まり、私のエクセル修行は何の役にも立たないことがわかりました。

各コースとも、ブラッシュアップでチューターの皆様よりけちょんけちょんにされ、

私は緊張に震える声で何を喋ったのかは不明ですが、

とりあえず、

ここ、勉強するところじゃない。実践するところだ。

と、遅ればせながら気づくのでした。

そして、この時点でのゲストハウスの名前は「KANAME」。

物件のある場所は観光地エリアと住宅地エリアの境目にあり、要、という名前がいいのではと提案があり、

何年も名前が思いつかずに悩んでいた私も、とても気に入りました。

ぴったりだと思いました。

 

が、二日目、「KANAME」というかっこいい名前に、かっこよく仕上がったパワポ(もちろん私は作っていません)で挑んだプレゼンでしたが、

久遠チョコレートの吉野さんより

「かっこよく見せようとしすぎで中身が全然伝わってこんわ!」

と、げんこつを落とされ

フォトグラファーで駅長さんの堀越さんには

「気ままに過ごすとか言ってるけど、ドミトリーじゃ全然くつろげないし」

(一字一句覚えてませんが、たしかこんなかんじのことを)

と、つっこまれ

ただ頭をよぎったのは、

ああ、ここは私が来ていいところではなかった。

ということ。

 

私はどうしたいのか

そこから最終プレゼンまで、私の想いを引き出すために、チームのみんながたくさん助けてくれました。

ぼやっとしていたイメージ。

どんな人に来てほしいか、来てほしくないか、どんな空間にしたいのか、そこで何がしたいのか、川越の何を見せたいのか、、、

たくさんの問いかけに、やっと出てきた言葉が、

 

「ちゃぶだい」

 

丸い大きなちゃぶ台がある場所がほしい。

丸って、距離が自由にとれて、座りやすくないですか?

そんな一言から、ゲストハウスの名前も

「ちゃぶだい」

になりました。

でも、私にはたしかに「KANAME」はカッコよすぎた気がします。

 

3日目のプレゼンは、何度も練習を繰り返し、馬場さんからの

「緊張しているときは大きな声で挨拶をする」

というアドバイスに従い、震える声を無理やり封じ込めるような大声と、

時たま舌を噛むという裏技(緊張で涙が出そうになった時、舌を噛むと止まるとネットに書いてありました)を駆使し、

人生で初めてのプレゼンテーションを行いました。

たくさん笑われた気がするけど、自分の想いを伝えることはできました。

その時の動画は、まだ見る勇気がありません笑。

ざっくりとした紹介ですが、これが、

ちゃぶだい

の、始まりです。

 

これからもう少し詳しいことを書いていきます。

ちゃぶだいが無事に開業できるのか!?

応援していただけたら嬉しいです^^