川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

2021.2.10

ちゃぶだい暮らし

『ちゃぶだい暮らし』始まります。

カフェスタッフしおみちゃんが主導で企画した新しい試み。

暮しにまつわるモノの「かう・つかう・すてる」をより良い未来の為にできることをちゃぶだいなりに考え、手を動かそう!という企画です。スバラシイね!

一回目の今回はスパイスやコーヒー豆等の「量り売り」を開催。

必要な量だけ、無駄なパッケージも使わずにお買い物を楽しんでみませんか。

ビンやタッパーなど、入れ物持参でお越しください。

 

【日時】

2月13,14日

11-17時

 

スパイスなんて、ほんと少しでいいんだよね。使いきれないことがたくさんある。

今週末だけど、コロナ対策してますので是非に!

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いきなりところでですが、

プラネタリーヘルスダイエット

ってやつを始めました。

この間ついうっかりNHKスペシャルに出くわしてしまった。出会うとなかなか終わらせられないやっかいな奴だ。

 

観たのは途中からだけど、食の話をしていて、今の食生活を続けていると2050年には食糧危機が訪れ、自給率の低い日本の国民の多くは飢えに苦しむ、というようなこともひとつの話として言われていた。

 

また、「バーチャルウォーター」という言葉も初めて耳にした。

バーチャルウォーター(仮想水)とは、食料を輸入している国において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものです。例えば、1kgのトウモロコシを生産するには、灌漑用水として1,800リットルの水が必要となります。また、牛はこうした穀物を大量に消費しながら育つため、牛肉1kgを生産するには、その約20,000倍もの水が必要となるのです。つまり、日本は海外から食料を輸入することによって、その生産に必要なぶんだけの自国の水を使わずに済んでいます。
言葉を換えると、食料の輸入は、形を変えて「水」を輸入していると考えることも出来ます。 

 ※環境省のページから引用

ショックだったのは、最近ではよく見かける南アフリカのワイン、ワイン作りに必要な大量の水の為に貧しい人たちの生活用水が厳しく制限されていること。

そんな会社なくなっちまえって思うけど、そこには雇用などの経済効果もあるだろうし私にはどうしていいかわからない。だけど私はもう自分から選んで買うことはないと思う。

 

アメリカにある飼料となるトウモロコシを育てている大規模な畑では地下水が枯れ始めているという。

単純に考えて、環境に負荷のかかる方法で育てられているのだということがわかる。

 

私にはベジタリアンの友人が少しいるが、そうなった理由として「家畜を育てる為に必要な飼料を分配すれば世界の貧困がなくなるから」という理由が多かったと思う。

私は肉はたくさんは必要ないけれど、好きだから食べたいので「選んで食べる」というところに落ち着ている。

「環境に負荷のかからない方法で育てられたことがわかる肉」を食べるということ。

もちろん毎日という訳にはいかず、買い食いもするしたまには外食もする。そこはガチガチにならないようにゆとりを持っている。

肉はいわゆる安心安全をうたう宅配の会社から買ったり、知り合いの農家さんが育てた豚を買ったりしている。

 

それでいい気もするが、今回の番組を観て危機感が増してしまい(けっこうこの手の話は真に受けるタイプ)どうすればいいんだろうと困惑したころ、解決策のひとつとして提示されたのが「プラネタリーヘルスダイエット」というものだった。

EAT財団というところが発表した、環境にも体にも良い食事として推奨している一日あたりの摂取量が↓

全粒穀物(パンや米)232g、野菜350g、果物200g、乳製品250g、肉43g(牛肉・羊肉・豚肉14g、鶏肉・その他鳥肉29g)、魚28g、ナッツ50g、砂糖31g

 

肉、すくねぇぇっ。

これを基準にとりあえず今は肉に焦点を当て、まずは夕飯だけこの分量に収まるように取り組み始めた。

トレーサブルな肉は例外として認め、夫が昼に何を食べてるかは気にしないことにした。

今のところ少し豚肉がオーバーしてるけど、鶏は食べてないとかなんとなくバランスをとりつつやっている。

あとこれ、海藻が入ってないとか、日本人の食生活・日本の環境バージョンではない気がするので全てをこのままやるのは違うのかもしれない。

 

こんなことを始めてから一つ増えた野望が「残飯や野菜くずを鶏に与え卵を得る」という循環を庭で試みたい。のでそういうことができる家がほしい。


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と、個人的に主張したいことを長々と書かせてもらったのだが、「ちゃぶだい暮らし」のように必要なものを必要な分だけ買うことが普通になっていけばきっと未来の食にもいい変化があると思う。

衛生面やオペレーションなど課題が多い「量り売り」だけど、もっともっと広がっていけばいいな。

 

今週末の「ちゃぶだい暮らし」、よかったら是非おこしください。