川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

3月前半のイベント。

ちゃぶだいイベント第一卓と、川越エリアリノベーションシンポジウム

3月5日に、ちゃぶだい二回目のイベントを前回と同じ水谷意匠一級建築士事務所をお借りして開催しました。

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今回は予告通りゲストをお呼びしましたよ!

豊島区にあるシーナと一平というゲストハウスのオーナー日神山さんです。

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シーナと一平については今までもブログに何回か書いているので気になった方はシーナと一平カテゴリーから検索してみてください。

 

そして今回のイベントについては「川越style」の石川さんがとても丁寧にまとめて下さっているのでそちらもご覧ください!

ameblo.jp

他者からの目線でここまで丁寧にちゃぶだいについて取材して下さったのは私たちにとって初めてのことでした。

なんだかまちのヒーローのようにカッコよく紹介されていて、嬉しいと同時に身が引き締まる思いでした。

石川さん、ありがとうございました!

 

そして、3月11日には川越エリアリノベーションシンポジウムと川越デザイン会議がありました。

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コチラのゲストには秋田から(株)see visionsというデザイン事務所代表の東海林 諭宣(しょうじあきひろ)さんがいらっしゃいました。

 

それにしても「日神山さん」に「東海林さん」って、なんだかすごい名前のゲストが揃った3月前半になりましたねぇ。先祖は何者!?「戎谷」(えびすだに)がかすんで見えるわ・・・

 

日神山さんには

シーナと一平のこれまでの歩み(うまくいっていることもいかなかったことも)、まちとどう関係を築いてきたか、仲間づくりの話、これからの展望などなどなど、お話を伺った後は質問タイムからのそのままみんなで飲み続ける会となりました。

心に残っていることを箇条書きにすると、

・シーナと一平は「自分たちが楽しむ街を紹介する拠点」

・おもしろい人、おもしろい場所を紹介

・イベントばかりではなく日常を作る(いつ来ても何かやっている場所にする)

・同じ船に乗れる人と役割分担できるチームを作る

etc.

 

そして日神山さんが言った「川越の魅力は人」という言葉。

イベントにもおもしろい人たちが集まってくれて、ゲストハウスを通じてそういう人たちとどう関われる場所を作るか、そしてその見せ方も大事。 

 

東海林さんは

秋田の南通亀の町というエリアで空き店舗・空きビルをリノベーションし、酒場カメバルサカナカメバールKAMENOCHO STOREという3つの店を三年間でオープンさせた方です。

このエリアは秋田一の繁華街からほど近いものの、人の流れは少なく子供たちにはあまり近づいてほしくないようなエリアだったそうです。

しかしこの3店舗が近い距離で短い時間でオープンしたことにより、明るく楽しく活気のあるエリアへ変わっていきました。

東海林さんはご自身の仕事を「不動産オーナーとプレイヤーを結びつけるネゴシエーター」と表現されていました。

そして、豊かな社会とは、社会の余白を感じて自分たちの楽しみをつながりあってつくりあげること、と締めくくられました。

 

染谷さんとかなこさん

川越の住民でこのブログを読んでくださっているような方々ならご存知でしょう!

デイリースタンドコポリの店主の染谷さんと、ワインスタンドPON!の店主の佐藤かなこさんが、シンポジウムの後、川越デザイン会議に登場しました!

 

テーマは「夜の川越」。

このお二人がどういう夜の川越についてどんな話をされるのか、とても楽しみだった!

 

まず、染谷さんは都内のレストランで勤務していたコックさんでしたが、コポリの奥にある「ソコノワ」さんという洋服屋さんの店主と「この庭先で料理とかできたらいいよねー」という世間話から気がついたら自分で店を作っていた、というような始まり方でした。

 

そしてかなこさんは、ワインショップで勤務をしていたソムリエさん。

これからのご自身の仕事のことを考えていた時期と「サン・セバスチャンのように昼から気軽にワインが一杯飲めるようなお店、誰か作ってくれないかなぁ」と思っていたことが重なり、自分で始めることに。

 

染谷さんのお話では、川越駅前エリアの他のお店の方に聞いてみたところ、景気はいい訳ではなく、このエリアを同じお客さんがぐるぐる回っている状態とのこと。

グレーゾーンかも知れないが、いわゆるキャバクラのようなお店があってもいいのではないか、きれいに見せようとしすぎているのではないかといった意見が出されました。

ちなみに現在のコポリは、狭い空間に暖かくほどよい興奮とおいしい匂いが充満した幸せがつまったようなお店です。

 

かなこさんからは、お店のある「昭和のまち」エリアで氷川神社の風鈴のイベントにあわせて夜に楽しめる店を紹介した取り組みなどについてお話がありました。

かなこさん個人的には「夜が早いまちが一つくらいあってもいいと思っている」とのこと。

PON!さんはお店がメインの通りに面しているので、観光客もターゲットの一つ。

幅広い年代のお客さんが、貴重な休日のご褒美をゆったりと楽しんでいるお店です。

 

その後の馬場さん、東海林さんとのクロストークから出た一つの答え、そして今回のちゃぶだいイベントで出た答えは似たような場所に行きついたと感じています。

 

それは「日常」。

 

染谷さんもかなこさんも、シーナと一平もカメバルも、自分たちがほしい日常を形にした場所。

シンポジウムの懇親会の締めでの馬場さんの一言(飲んだ後)。

「観光客のための施設を作るとかじゃなくて、自分たちが楽しくていいって思える日常が作られれば観光客なんててきとーにやって来る」

こういうことなんだ、きっと。

 

日常の延長にある宿。

 

どう表現していこう。


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私の「チーズ」のタイミング悪く、乾杯前なのにほろ酔い顔になってしまった東海林氏と田中氏。

おそろいのカメノチョウストアTシャツで^^ シャツの下に着るのがきまりなのかしら。