川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

GuestHouse FUTARENO と 未来のお客様

GuestHouse FUTARENO

に泊まってきました。

桜木町駅から徒歩7分くらい、元旅館をリノベしたお宿です

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宿は小さな路地を入ったところにあって、車は入れないしわかりずらいかもしれないけれど、私は路地が好きなのでもうニヤニヤがとまらない!

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ドミトリーが2部屋、個室が3部屋、キッチンとお湯がためられるお風呂もあります。

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お客様は台湾人かな?アジア系の方が多かったです。

 

オーナー夫婦はとにかく呑み屋街の近くで開業したくて、蒲田あたりの物件も結構探したそうです。

「物件探しはいつ終わるかわからないから辛かった」

でーすーよーねー!!!

いい物件が見つかってよかったですね!

うらやまP。

 

野毛の呑み屋街はどこもすごくにぎわっていて、エネルギッシュ!

駅の反対側はキラキラエリアみなとみらい。

そっち側しか行ったことなかったのでそのギャップが面白かった。

 

さくっと飲んで帰ってくると、何人かのジンギスカンの輪ができていました。

オーナーさん夫婦と、FUTARENOのリノベを手伝ったという方々と泊りの方。

初対面の私もウェルカムで一緒にお酒を飲みました。

共有スペースは広くはないけど外からわいわいしてるのが見えるのがなんかいい。

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FUTARENOではチェックインの時に「感想」だか「良いところ・悪いところ」だったか、そんなのを記入する欄があるのですが、いかんせん滞在前なので情報が少ない(;^_^

そこで「HPのフォントがかわいかった」と書いたんです。

はい、見てみて!

これね、予約フォームに自分がインプットする文字もこれになるんです。

それに結構感動して。

ご主人の健太さんがそれに対して「そういう人に来てほしい」んだって。

HPを作る時に、読みにくいフォントだからそのせいで客離れになるよって指摘されたけど、あのフォントが自分たちっぽくて譲らなかったそうです。

フォント、大事ですね。(ほんと、フォント、大事ですね、とか言わないよー!)

 

オーナーさん夫婦はオーストラリアでのワーキングホリデー経験者。

しかしそれがきっかけで宿がやりたくなったのではなく、お金を貯めるためのワーホリだったそう。

日本にいたらすぐ飲みに行って使っちゃうからって(笑。

旅をしているときに出会う感じの人たちだなっていう雰囲気が、嬉しい。

最近感じていることは、「ゲストハウスが好きな人」と「旅が好きな人」はちょっと違うということ。

「ゲストハウスが好きな人」はどんなコミュニティーにも飛び込んでいける人が多い気がします。

でもゲストハウスオーナーって意外と人見知りっぽい人が多いのかも。

 

そこから塩田さんの話へ

つながっていくのですが、宇都宮・もみじ通りで「空間/場所づくり」をおこなう㈱ビルススタジオの塩田さんの講演を聞いてきました。

塩田さんの自己紹介の中に「できあがったコミュニティーに入っていくのが苦手」とあって、あ、私もだって思った。

だから、今色々なところに行って飛び込んでいるのは、すごくエネルギーが要ります(;^_^

 

人見知りというか、できあがったコミュニティーに飛び込むのが苦手なんです。

でもね、自分のところにお迎えするのは好き。

それはニューヨークで管理人をしていたときにも感じていました。

ああ、だから自分でやりたいのか、と今更な気づきがありました。

 

塩田さんの講演で自分にとって聞いてよかったと思うことは、塩田さんはまちをどうにかしなきゃという使命感みたいなものではなく、自分にとって心地いい暮らしになるためにやっているということです。

近くにおいしいコーヒーが飲める店がほしい、おいしいお惣菜が買える店がほしいとか、そういうこと。

OHYA UNDERGROUNDを始めたのも、遊び場が近くにほしかったから。

地下に広がる大谷石採石場跡、巨大な地下空間を巡るツアー、行きてぇ!!

写真1枚見ただけで行きたいと思った!

 

エリアリノベーションのこと、まちキャン以来学びながらきたけれどいまだに私には高尚すぎる感じがあった。

でも、塩田さんの話を聞いて、そういう考え方でいいのか!と、やっと、自分も一員としてまちに関わっていける気がする!と思えたのです。

「自分が この地で 生きていく ために」


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未来のお客様に会った日

少し前にこのブログにコメントをくれた方がいました。

川越に遊びに行くからお手伝いかお話ができませんか、と。

とはいえまだお手伝いしてもらえることがないので、どんな話が聞きたいのか尋ねました。

建築や旅館業法のことなら田中さんやにっしーのほうが詳しいから。

ですが、ゲストハウスで過ごすようにまったりと話したいとのこと。

 

その時点ではよくわからなかったけど、とりあえず、お会いしてみました!

20代の女性で、川越に思い出があり訪ねたくなった、ゲストハウスがあったら泊まろうと思って検索して、私たちを見つけてくれたそうです。

彼女はゲストハウスが好きで、私よりもたくさんのゲストハウスを知っていました。

悩んでいることがあって、思い出のある川越のゲストハウスでただただお話がしたかったのだそうです。

まだ私たちのゲストハウスちゃぶだいはないから、飲んでお話しただけだったけど・・・これって、お客様が物件よりも先に来ちゃってるじゃん!ってことですよね?

 

色んな人が来るんだろうなぁ。

私は、彼女を少しでも幸せな気分にできただろうか。

まだちゃぶだいがなくてごめんね。

 

ゲストハウスちゃぶだいを待っている人がいます!

がんばるぜー!