川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

シンポジウムだよ全員集合

お久しぶりです、ちゃぶだいのエビです(*`・ω・)ゞ

 

全員集合は叶いませんでしたが、12日に川越エリアリノベーションのシンポジウムがありました。

ゲストには㈱レイデックスの明石さんがいらっしゃって、岡山の問屋町というエリアをどうリノベーションしてきているのか、お話をしてくださいました。

いやぁ、とにかくかっこいいんですよね。

まじめ一辺倒でなく、わかりやすく、心に残る言葉がたくさん!

 

その全ては書いていられませんが(笑)、何度もおっしゃっていたのが「文化と歴史」。

人間のエゴで変えてきたこと、例えば川の流れを変えたり、無理やり道を通したり、そういう風に作ったものはいずれうまくいかなくなる。

まちづくりキャンプの中で、氷川神社の山田宮司と、kawagoe premiumという素晴らしいフリーペーパーを作られている櫻井印刷所の櫻井さんからも同じようなお話を聞きました。

まずはこの土地のことをもっと調べてみよう。

最近おもしろかったのは、川越城の本丸御殿を見に行ったのですが、天井にバレーボールのようなボールの跡があるんです。

え、文化財でボール遊び??

いやいやいや、ないでしょ。ダメでしょ。

ないない、と思いつつも尋ねてみると、戦後に中学校の体育館として使われていた頃があったそうです。

城を体育館に!

もし川越城を訪れることがあれば、是非天井を見上げてみてください。

明石さんの言う歴史とはちょっと違うかも知れませんが(^^;)。

 

また、問屋町とは別にビジュアルディレクターを務めているJリーグチームのファジアーノ岡山のクラブ理念は「子供たちに夢を」。

問屋町の場合はそれが「みんなでつくる町」。

プロが考えた割には単純明快すぎるのでは?と思われますが、やっぱり、計算してのこと。

誰もが覚えやすく、わかりやすく、いつも携帯してもらえる為に、だそうです。

ファジアーノ岡山の試合前にはいつもこの理念をみんなで確認することで、一人一人がどうしたら子供に夢を与えられるか考え、チケットもぎりの女子大生は応援ユニフォームを着た子供の目線までしゃがんで、「ユニフォームかっこいいね!今日も一緒に頑張って応援しようね!」と声をかけるようになったそうです。

 

川越のエリアリノベーションに関する話では、エリアをきっちり分けて性格を変えていったほうがいい、というようなアドバイスも。

蔵造りの街並エリアにたくさん人が来るからって蔵風の建物をどんどん作ればいい訳じゃないんです。

むしろ、それは街がダメになる。

「ふむふむ」「へぇぇ」「おぉぉ」が止まらない講演を聞くことができました。

 

それから、まちづくりキャンプでエリアリノベーションコースだった田中さん、飲食チームだった荒木さんのプレゼンの後に明石さん、㈱オープンAの馬場さんと4人での公開企画会議が開かれました。

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㈱8598(ハコクリエイト)代表であり、川越のライフスタイルギフトショップcotofogオーナーの田中さんは、ほんっっとに色んなことやられています。

 

みんなを笑顔にするために何をしたら楽しくなるか、大人が本気で楽しいことをつきつめていくとこうなるのかっ。

段ボール迷路を持って全国行脚したり、社員を芸人にしてしまったり!

その芸人の名は、、、

「ファッティー腹」

いや、違うな、

「ハッピー原」!だ!

まさに腹を指さされている彼です。

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ポーズが、ザ・芸人(笑)!

シンポジウムでも、まじめな討論が繰り広げられた後の質問コーナーで公開ダイエット宣言をするという強いハートの持ち主。

 

本当に独特に愉快な方々ですが、cotofogというお店はすごくおしゃれです。

この前行ったのですが、お休みだったので外観だけ。

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とある飲食店の方は田中さんのことを「おもしろいと思ったことは何でもやる人」と言っていました。

 

色んな事をやられていますが、一番大事にしているのは「ヒト×ヒト」。

どんなにインターネットが普及して、AIが進化したって、楽しいことは「ヒト×ヒト」から生まれるのだということ。

すごく共感しました。

 

川越の表には出てこないけれどかっこいいお店やおいしい飲食店などを「うらかわ」と名付けて「うらかわプロジェクト」を立ち上げ、川越というハコを楽しくクリエイトしていく、馬場さん曰く「クリエイティブ変態」な方です(笑)!

 

そして荒木さん。

以前にも書きましたが、昨年末に80%という会社を立ち上げ、連雀町の長屋をリノベーションして活用する事業を担っている方。

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完成予定図です。

こちらはいよいよ解体が始まります!

完璧じゃなくていい、ちょっといい日常。80%。

地場産の旬のものがいただける「すずのや」さんが入ります。

私もDIYはお手伝いさせてもらいます!!

 

この長屋に直接関係がある話ではありせませんが気になったのが、水辺の活用の話。

川越は新河岸川入間川、荒川、越辺川など川に囲まれた街で、名前にも「川」があるのに水辺を活かしきれていないと。

 

荒木さんは新河岸川でカヌーを楽しんだりするそうです。

なにそれ、楽しそう!

 

新河岸川沿いは春は桜が両岸に咲き乱れて、その中で渡し船に乗れるイベントがあったり、昨年の夏には半世紀ぶりに伝統行事の灯籠流しが行われました。

 

しかし、普段楽しめることがないのです。

なかなか素敵な散歩道があったりして、人が来ないのはなかなかもったいないなぁと思っていたので、カヌーに乗れたりしたらいいな!!

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そちらのほうも、頑張っていただきたい!

ちなみに昔からの川越っこは新河岸川を「赤間川」と呼ぶそうです。

 

話はたくさんありましたが、明石さんからは、田中さんの事業はふわっと散らして、荒木さんの事業は人の導線や歴史などをがっちり計算してやったほうがいいって感じで締められました、たしか(笑。

80%も「うらかわ」に入っていくのかな。楽しみだな。

 

シンポジウムの後は、人気の居酒屋囲坊主へ移動して懇親会!

 

8598の田中さんが川越駅前のストリートミュージシャンに声をかけて「うらかわソング」を作ってもらい、ちゃんとレコーディングまでやったという、

そのミュージシャンのLiLoさんが来てくださり、「うらかわソング」を歌ってくれました!

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織物市場でのマーケットなど、市内の色々なイベントや飲食店で歌っている方です。

すずのやオーナーの豪さんが口説いてたので、すずのやさんでも聴ける日が来そうですね♪

 

楽しいことも、勉強になったこともたくさんあった1日でした\(^o^)/

 

ちゃぶだいも、がんばるぞー!