川越に"ゲストハウスちゃぶだい"つくります

ちゃぶだいの母・エビスダニが、小江戸川越でゲストハウス開業に挑戦~開業後のあれこれを書いています。一級建築士の田中さんと、番頭にっしーと、スタッフのみんなと一緒に頑張っているところ。

思い出したこと。

引っ越し以来、我が家の収納という収納の中身は減ることがなく後から後から詰め込まれる一方でした。

かつては必要なもの全てがバックパック一つに詰め込まれていたのいうのに、なんというありさま!!

このままでは赤ちゃんのものを置く場所がないじゃないか!

それにアンタはもっとシンプルな暮らしが好きなんじゃぁないのか?

というわけで、自分のモノ達を見直してみることに。

 

ここ何年も着ていない服、ゴムののびきったパンツ、もはや何が入っているか思い出せない箱。。

こんなモノ達を何年も抱えていたなんて。。

一度は私の一部だったモノ達に合掌をし、ゴミ袋へブチこんでいきます。

 

押入れの奥地へ奥地へと進んでいくと懐かしいものが出てきました。

 

学生時代に撮りまくっていた写真。

 

そういえば、山ほどあったプリントは一度処分したけれど、気に入っている数枚は手元に残していたんだった。

フィルムで写真を習う最後の世代だった私たち。

私はモノクロを好んで使っていて、東京の下町と呼ばれる場所や商店街のあるまちをとにかく歩きたおしていました。

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商店もまばらにしか存在しない山の中で育った私には商店街はとても楽しい場所でした。

 

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お祭りの雰囲気にわくわくしたり、小さな神社のささやかなお正月の風景に心が穏やかになっていったのを覚えています。

 

ちょっと懐かしい風景のなかで色々な人の営みが今も続いている、そういうところに惹かれてフィルムを何本も使ったものです。

 

海外へ行くようになっても、私が好んで撮るものはまちの中に人がいる、なんてこともないスナップでした。

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思い起こせば昔から、私は色々な日常に惹かれていたのだなぁ。

ホームランとなるボールがバットに当たった瞬間の写真でも、すらっと美人なデルモがポーズをとるスタジオ撮影でもなく、どこにでもころがっていそうな日々の風景を撮ることに夢中になっていた頃を思い出しました。

 

旅をするようになってからもその傾向は同じで、そんな中で心に残るのは出会った人のことでした。

展望台からの眺めよりそこでピクニックをしていた家族がコロッケをくれたこと、日本より物価が安いからと泊まってみた高級ホテルより屋台で出会ったおばちゃんが招いてくれた決して裕福ではない自宅。

 

「日常」と「人」。

私が心動かされてきたこと。

川越を私の日常にしたくて越してきた。

そんな私が見せたい川越は?

改めて考えるいいきっかけの大掃除となりました。(掃除はまだ続く…)

 

 

あっ、そうそう、ゲストハウスちゃぶだいの飲食部門に救世主現る!

きちんと決まったらまた紹介しますね♪

あとは飲食のアルバイトさんと宿泊のヘルパーさんを募集する可能性があります。

興味のある方がいらっしゃいましたら考えておいてネ(^_-)-☆

イベントの報告と告知

どうも、妊娠7ヶ月に入り、くしゃみ時の尿漏れに悩まされ始めたエビスダニです。

 

さて、とりあえずこの前のイベントのご報告を!

 
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24日、3回目のイベントをすっかりお馴染みとなった水谷意匠一級建築士事務所で行いました。

テーマは「旅先としての川越 その魅力は!?活かし方は!?」ということで、ゲストをお願いしたのは高橋由美子さん。

世界一周クルーズを運営するNGOピースボートの元職員で、世界各国の様々なツアーを企画運営してきたキャリアを持った方です。

私が乗船した12~13年前には通訳スタッフとして乗船されていたのをよく覚えています。

なぜ覚えているかって、ゆみさん、その時坊主だったから!船のチャリティー企画で坊主になったらしいのですが。

 

ちゃぶだいの紹介、参加者の他己紹介(これがけっこう毎回おもしろい)を経てゆみさんのお話へ。


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アメリカで先生をしていた時から始まり、ピースボートの通訳スタッフからのツアー企画、現地添乗員としてのお仕事の話、特徴のあるツアーの紹介がいくつかありました。

ケニアの学校を訪ねたもの、マサイ族の青年とフラフープでコミュニケーションをとっている写真、チリのスラム街で壁画アートを楽しんでいるものやアマゾンの原住民の吹矢をツアーに入れてもみんなができるものかどうかゆみさんが試している写真(笑)。

ドイツでは廃炉になった原子力発電所を、廃炉になってからも雇用を生める場所に生まれ変わらせたテーマパークも紹介して頂きました。

 

そして葛藤。

とても素敵な場所を見つけて、みんなを連れていきたいと思う気持ちと秘密にしておきたい気持ち。ツアーにしたら秘密の場所じゃなくなってしまう。

これは例えば私たちがこれからちゃぶだいのお客様に地元の人しか行かないようなお店を紹介し続けたとき、果たしてそこはいつまで地元の人しか行かないようなお店でいられるのか、それがお店側にとって本当にいいことなのか、という疑問にもつながります。

また、ツアーを行うことによりお金が手に入り、普段はTシャツ短パンで過ごしているアマゾンの原住民も、ツアーの時だけ腰巻をしたり、マサイ族も携帯を隠して急にジャンプしだしたり、「それらしく見せる」ようになってしまい結局彼らの本来の生活とは違う姿に出会うことになってしまう。

そしてそれは川越でも起き始めているのでは、という意見も出されました。

川越を「川越らしく」見せようとしすぎているのではないか。

 

それから、2つに分かれて参加者の皆さんと実現可能かは考えずにどんなツアーができるか妄想してみました。

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ゆみさんからは、そこにしかないもの、そのツアーに参加しなければ体験できないこと、というアドバイスがあり、それを踏まえると妄想とはいえなかなか難しい。

結果、面白かったのは、一方のチームは朝のツアーを考え、もう一方は夜のツアーを考えたこと。20分くらいで考えたものなので内容はまだまだですが、改めて何ができるかみんなで考えるのは楽しい時間でした。

 

私がふとこの夜に思ったのは、夜の観光がないと言われますが、観光がないからこそ夜と朝には素顔の川越が見られるのではないでしょうか。

私は無理して夜にまで観光を作らなくてもいいのではないかな、と実は思っています。

お客さんが入ってくるなりみんなに向かって挨拶する銭湯であっっつい湯につかり、地元の人が好きで行くような呑み屋でその雰囲気に浸り、人気のない滑走路のような一番街を歩いてちゃぶだいに帰って来る。

そこでまた少しの程よい距離の交流があり、いい気分で寝て、朝には氷川神社をお参り、コーヒーとコッペパンの朝食をとってからまだ「川越らしい」川越になる前の準備体操をしている街を歩く。パンを買って川沿いを歩くのも気持ちいいし、なんだかそういう「ちょっと余裕のある休日」みたいな過ごし方っていいんじゃないかなーってね。

 

この日とても嬉しかったのは、ありがたいことでもあるのですが、参加者が知り合いだらけになっていく中このブログを見て参加してくれた初めましての方がいらして、楽しんでくれたこと。

色々な人が来てくれるのはやっぱりうれしいことです^^

ブログはとても難しくて、ちょっと恥ずかしいものですが、続けていればいいこともありますね。

 

次のイベント

次のイベントももう決定しています!!

ちゃぶだいイベント 第3卓 「川越にイキの良いコミュニティをつくろう!!」

と題して、5月22日の19時半~開催します。

ゲストにお迎えするのはコミュニティービルダーの柴田さん。

日本橋では移動可能な動産・タイ二ーハウスやDIYで作る屋台などを利用した期間限定(暫定利用)イベントスペース BETTARA STANDを、現在は横浜日ノ出町の高架下に誕生したTinys Yokohama Hinodechoを運営されている方です。

コミュニティービルダーっていったいどんなお仕事なんだろう??

私もわからないことだらけで、とても楽しみにしています。

少しでも興味があれば、ご参加お待ちしています!!

また、Facebookをやっていないけれど参加したい方がいらっしゃいましたら、このブログにコメントを下されば対処します^^

よろしくお願い致します\(^o^)/

私が福井に行ったワケ

福井に行ってきました。
駅前にも恐竜がいるんですねぇ!

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今回の目的は、ゲストハウスSAMMIE'Sのおかみさんの咲子さんに会いに行くことです。
SAMMIE'Sは、ちゃぶだい計画が始まってからずっと色んな人から勧められて行きたかったゲストハウス。
でも、福井って近くて遠いっていう感じしません?ねぇ、首都圏にお住まいの皆様?
なんだかんだでようやく、念願叶いの福井旅です。

 

さて、咲子さんは福井駅から徒歩5分の場所にある古民家を購入し、DIYでゲストハウスへと整備してオープンさせています。

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暗い・・・f(^^; なぜ夜撮ったんだ。
いまだ未完成の部分もあったりですが、館内は手作りの暖かさがあふれていてとても愛らしい。

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情報もたくさん。
なんだか幸せな気持ちになってくるのはきっと、内装デザイン云々よりも(もちろん内装も素敵なのだけれど)咲子さんがこの建物に愛を込めて試行錯誤した跡がみえるからかも知れない。

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嬉しいことに到着した日、咲子さんともうすぐ一歳になる娘さんのちぃちゃんとランチをご一緒できることに(=^ェ^=)!
ゲストハウスをオープンさせてまもない頃に現れた現在のご主人との馴初め話も聞いたり♡

 

そして今回私が一番聞きたかったことは、お子さんを抱えてどうやってゲストハウスを切り盛りしているのかということ。
なぜって?
実は、、、エビスダニ、こどもができました。
はい!わかってます皆さんの言いたいこと!
「このタイミングで!?」「おかみ業どーすんの!?」
まさに私が思ったことです。
青少年たちよ、明るい家族計画に油断は禁物だゾ!
さぁどーしよー!ですよ。
こどもがいる生活なんて全然わからないんですもん。
最初は、赤子を背負って掃除機だってかけられるし、おっぱいあげながらチェックインだってやってやるって思ったけど、実際どこまでできるかわからないし「やっぱりできませんでした」っていうのは迷惑極まりないことでしょう。
もうこれは、やってる人に聞いた方が早い!ということで福井にやって来た訳です。

 

咲子さんは、かなちゃんというスタッフ一人と、ヘルパーさんに手伝ってもらっているそう。かなちゃんがまた、咲子さんのかゆいところに手が届くというような、とってもいい関係なんですよね。
私にもかなちゃんが必要だわ(笑)。

何も予定通りに進まない、睡眠も満足に取れない中で、スキマ時間をうまく使うことや、生活のなかでの工夫、パートナーの協力、周りとの関わりかたから出産・育児のこと、ゆっくりお話を聞くことができました。
また、私の状況や気持ちも聞いてもらうことができました。

 

とても印象的だったのが、出発する日の朝、一緒に泊まっていた日本人男性、イタリア人女性、アメリカ人女性と私と咲子さんとかなちゃん、みんなでちぃちゃんを囲んで、笑って、そこは幸せな空気でいっぱいだったこと。
言葉が通じるかなんて問題じゃなかった。
それを見て、とても前向きな気持ちになることができました。
もちろん毎日ご機嫌じゃないだろうし、私のこどもがめちゃくちゃ人見知りとか、めちゃくちゃ暴れん坊な可能性だってあるけれど。

 

咲子さんが「赤ちゃん楽しみ」って言ってくれたこともとても嬉しかった。
やっぱりどこかで素直に喜びたいのにうしろめたいような気持ちもあったんだと思う。まぁ今までに色々なことがあり普通に再婚して家族をつくるなんて、とても自分に許されることではない気がしていました。

だから素直に喜ぶことが難しかったけれど(このタイミングのこともあり)それはお腹にいるこには関係のないこと。

今は、このお腹の中で一生懸命生きている命が愛おしく、これからの人生を楽しみに思っています。

 

SAMMIE'Sを去る朝、見えなくなるまで手を振ってもらった後、前を向いた私はびっくりするほど涙でいっぱいでした。
自分で思っていたよりも私は不安だったみたい。

本当に行ってよかった。

わざわざ時間を割いてくださった咲子さんへ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

結果として何かが解決した訳ではなくただ、大変そうだけどなんとかなりそうだというイメージができるようになった。それで充分。

 

というわけで、オープン直後エビスダニはいないかも知れません。
でももしかしたら今はまだお腹にいる男の子と一緒にいるかもしれません。
私の100%でちゃぶだいをやりたかったけれど、100%ではできなくなってしまいました。

なかなか行き届かない部分も出てきてしまうかもしれません。
だけど、どうにかこうにか試行錯誤しながら、私らしく、ゲストハウスちゃぶだいをこどもを育てるように愛を込めて育てていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します!

 

物件公開の日も近い!?

来月は、いままで秘密にしていた物件のこと、そしてお掃除のお手伝い募集などの動きも出てくると思います!

お見逃しなく~!

ちゃぶだいイベント第2卓やります

ちゃぶだいイベント第2卓!(3回目)

第2卓のイベントページを公開しました!

ちゃぶだいイベント 第2卓 「旅先としての川越 その魅力は!?活かし方は!?」

4月24日(火)19時半~、場所はお馴染み「水谷意匠一級建築士事務所」です。

 

今回のゲストは、高橋由美子さん。

以前のブログでも少し紹介しましたが、もとピースボートの職員で世界各国の色々なツアーをコーディネートしたり、通訳、翻訳のお仕事などをされています。

ゆみさんの前職関連情報
http://japangrace.com/2017/04/07/hello-world/
共訳された本
http://korocolor.com/book/survivor.html
エコハウスについて
http://koedo-home.com/

 

そんなゆみさんをお迎えして、今回はツーリズムに目を向けてみます。

過去にどんな点に魅力を感じてどんなツアーを作ってきたのか、作る過程で気をつけていること、また、ゆみさんから見た川越の魅力、逆に危うく感じている点などじっくりお話を聞けるイベントになっています。

更には参加した皆さんで川越でできる可能性のあるツアーを作ってみたり、まちのこれからについて語ったりしたいと思います。

いいツアーができたら、ちゃぶだいで採用されるかもよ!?

 

まだわからないけれど、できればすでに川越の観光に関わっている方にも来て頂き、現状はどうなのかも聞けたらなぁと。

 

また、ゆみさんはまだ川越に越してきたばかりなので、昔から住んでいる人ともまちについて、観光についてどんな風に感じているのかなどお話してみたいとのこと。

そして純粋に川越に友達がほしいと(笑。

わかります、私も移住者で勤務先は三芳町だったこともあり、このゲストハウスプロジェクトを始めるまで、川越での知り合いは大家さんとコーヒー屋さんくらいでしたから。

ゆみさん夫婦に、川越をもっと好きになってもらえる日になればいいな、とも思っています。

 

もしも Facebookはやっていないけれどイベントに参加したい方がいらっしゃいましたら、是非このブログにコメントを残していただければと思います^^

 

ちゃぶだいはどーなってるの?

まだ正式に契約を交わしていませんので詳しいことは内緒ですが、物件を借りることができそうです!

飲み会ではない真面目なミーティングも始まりました(笑。

そしてついにちゃぶだい運営会社も設立間近!の予定。

それに向けて、初めて実印を作りました。

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川越のバンコドウさんというはんこ屋さんで作って頂きました。

気さくなおじちゃんが対応して下さり、印鑑に無知な私にも丁寧に説明して下さいました。

「大人」ってかんじ!ふっふっふ、これで家買ったりできるんだね。予定も金もないけど。

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はんこの袋に書かれてた。

 

あとこれはただのつぶやきですが、飲食経験者で食品衛生のこととかわかっててちゃぶだいの飲食部門をやりたい人、いないかなぁ。。楽しいと思うんだけどなぁ。。

田中さんが収入は保証するって言ってるんだけどなぁ。。(限度額あり)

3月前半のイベント。

ちゃぶだいイベント第一卓と、川越エリアリノベーションシンポジウム

3月5日に、ちゃぶだい二回目のイベントを前回と同じ水谷意匠一級建築士事務所をお借りして開催しました。

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今回は予告通りゲストをお呼びしましたよ!

豊島区にあるシーナと一平というゲストハウスのオーナー日神山さんです。

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シーナと一平については今までもブログに何回か書いているので気になった方はシーナと一平カテゴリーから検索してみてください。

 

そして今回のイベントについては「川越style」の石川さんがとても丁寧にまとめて下さっているのでそちらもご覧ください!

ameblo.jp

他者からの目線でここまで丁寧にちゃぶだいについて取材して下さったのは私たちにとって初めてのことでした。

なんだかまちのヒーローのようにカッコよく紹介されていて、嬉しいと同時に身が引き締まる思いでした。

石川さん、ありがとうございました!

 

そして、3月11日には川越エリアリノベーションシンポジウムと川越デザイン会議がありました。

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コチラのゲストには秋田から(株)see visionsというデザイン事務所代表の東海林 諭宣(しょうじあきひろ)さんがいらっしゃいました。

 

それにしても「日神山さん」に「東海林さん」って、なんだかすごい名前のゲストが揃った3月前半になりましたねぇ。先祖は何者!?「戎谷」(えびすだに)がかすんで見えるわ・・・

 

日神山さんには

シーナと一平のこれまでの歩み(うまくいっていることもいかなかったことも)、まちとどう関係を築いてきたか、仲間づくりの話、これからの展望などなどなど、お話を伺った後は質問タイムからのそのままみんなで飲み続ける会となりました。

心に残っていることを箇条書きにすると、

・シーナと一平は「自分たちが楽しむ街を紹介する拠点」

・おもしろい人、おもしろい場所を紹介

・イベントばかりではなく日常を作る(いつ来ても何かやっている場所にする)

・同じ船に乗れる人と役割分担できるチームを作る

etc.

 

そして日神山さんが言った「川越の魅力は人」という言葉。

イベントにもおもしろい人たちが集まってくれて、ゲストハウスを通じてそういう人たちとどう関われる場所を作るか、そしてその見せ方も大事。 

 

東海林さんは

秋田の南通亀の町というエリアで空き店舗・空きビルをリノベーションし、酒場カメバルサカナカメバールKAMENOCHO STOREという3つの店を三年間でオープンさせた方です。

このエリアは秋田一の繁華街からほど近いものの、人の流れは少なく子供たちにはあまり近づいてほしくないようなエリアだったそうです。

しかしこの3店舗が近い距離で短い時間でオープンしたことにより、明るく楽しく活気のあるエリアへ変わっていきました。

東海林さんはご自身の仕事を「不動産オーナーとプレイヤーを結びつけるネゴシエーター」と表現されていました。

そして、豊かな社会とは、社会の余白を感じて自分たちの楽しみをつながりあってつくりあげること、と締めくくられました。

 

染谷さんとかなこさん

川越の住民でこのブログを読んでくださっているような方々ならご存知でしょう!

デイリースタンドコポリの店主の染谷さんと、ワインスタンドPON!の店主の佐藤かなこさんが、シンポジウムの後、川越デザイン会議に登場しました!

 

テーマは「夜の川越」。

このお二人がどういう夜の川越についてどんな話をされるのか、とても楽しみだった!

 

まず、染谷さんは都内のレストランで勤務していたコックさんでしたが、コポリの奥にある「ソコノワ」さんという洋服屋さんの店主と「この庭先で料理とかできたらいいよねー」という世間話から気がついたら自分で店を作っていた、というような始まり方でした。

 

そしてかなこさんは、ワインショップで勤務をしていたソムリエさん。

これからのご自身の仕事のことを考えていた時期と「サン・セバスチャンのように昼から気軽にワインが一杯飲めるようなお店、誰か作ってくれないかなぁ」と思っていたことが重なり、自分で始めることに。

 

染谷さんのお話では、川越駅前エリアの他のお店の方に聞いてみたところ、景気はいい訳ではなく、このエリアを同じお客さんがぐるぐる回っている状態とのこと。

グレーゾーンかも知れないが、いわゆるキャバクラのようなお店があってもいいのではないか、きれいに見せようとしすぎているのではないかといった意見が出されました。

ちなみに現在のコポリは、狭い空間に暖かくほどよい興奮とおいしい匂いが充満した幸せがつまったようなお店です。

 

かなこさんからは、お店のある「昭和のまち」エリアで氷川神社の風鈴のイベントにあわせて夜に楽しめる店を紹介した取り組みなどについてお話がありました。

かなこさん個人的には「夜が早いまちが一つくらいあってもいいと思っている」とのこと。

PON!さんはお店がメインの通りに面しているので、観光客もターゲットの一つ。

幅広い年代のお客さんが、貴重な休日のご褒美をゆったりと楽しんでいるお店です。

 

その後の馬場さん、東海林さんとのクロストークから出た一つの答え、そして今回のちゃぶだいイベントで出た答えは似たような場所に行きついたと感じています。

 

それは「日常」。

 

染谷さんもかなこさんも、シーナと一平もカメバルも、自分たちがほしい日常を形にした場所。

シンポジウムの懇親会の締めでの馬場さんの一言(飲んだ後)。

「観光客のための施設を作るとかじゃなくて、自分たちが楽しくていいって思える日常が作られれば観光客なんててきとーにやって来る」

こういうことなんだ、きっと。

 

日常の延長にある宿。

 

どう表現していこう。


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私の「チーズ」のタイミング悪く、乾杯前なのにほろ酔い顔になってしまった東海林氏と田中氏。

おそろいのカメノチョウストアTシャツで^^ シャツの下に着るのがきまりなのかしら。

未来を選ぶこと

年が明けて間もない頃、ちゃぶだいに新たな出会いがありました。

 

川越市内のエコハウスで暮らしている高橋真樹さん、由美子さん夫妻。
エビスダニがピースボート繋がりでお宅にお邪魔したのがきっかけでちゃぶだい+80%の荒木さんともご一緒する場を持てました。(もちろんすずのやで。荒木さん大興奮)

 

エコハウスってすっごいの!断熱・気密がしっかりしていて、家じゅうが夏は涼しく冬は暖かい心地いい生活がすごく少ないエネルギーで実現するんです。
今一番ほしいもの、エコハウス(笑。

エコハウスでの暮らしを紹介しているご夫婦のブログはコチラ

 

ゆみさん(由美子さん)は、ピースボートで主にツアーガイドや新しいツアーを作ることなどをしてこられた方です。

ピースボートですから、一般的な観光ツアーもありますが、先住民に会いに行くツアーや現地の若者と大交流、現地で起きている問題について学ぶツアーなどユニークなツアーもあります。

そんなツアーを1から作るゆみさんの仕事はイモトのようなものだとのこと(笑。

ゆみさんには今後ちゃぶだいの良きアドバイザーとして頼ることがあるかと思っています!


そして真樹さんは2月からポレポレ東中野で公開している「おがやかな革命」という映画でアドバイザーを務められたジャーナリストです。

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この映画は、色々な地方で始まっている地域資源を生かしたご当地エネルギーを立ち上げた人たちのこと、そこから始まる地域の中での色々なもの、人の循環などを取材されたドキュメンタリー映画です。

 

私も観に行きましたが、ゲストハウス関係だと、岡山県西粟倉村のあわくら温泉元湯が紹介されています。

元湯がそれ単体ではなく地域の資源や住人とうまーく繋がりをもって成り立っている宿なんだということがよくわかりました。

 

この映画で紹介されているのは自然エネルギーをキーワードにしているので、私たちがいま川越でやっていることとは一見違うようではあるけれど「ほしい未来を自分たちで作る」という気持ちは共通しているなぁと思いました。

すごく勇気と希望をもらえる映画なので是非みてほしい!

 

そして最近つくづく感じているのは、買い物、つまりどうお金を使うかって、ほしい未来を選ぶことだなぁということ。

気づくの遅いよって思われるかもしれませんが、、、

電力会社を選ぶこともそうだし、ただ安いからといって何でもかんでも〇Kストアで買うのはもうやめようっと。

川越には地場産野菜を売るお店だってあるし、手仕事で作られた雑貨を売る店だってあるし、現代でも使える伝統工芸品を売る店だってある。

外食チェーンではなく、ていねいに作っている人の顔が見える小さな飲食店もたくさんある。

私が選ぶ一つ一つのものが未来につながっている。

 

「私が思うほしい未来」をどうちゃぶだいで提供できるか、そんなことを考えるようになりました。

頭が足りないので大したことは田中さんとにっしーが考えるとして、私は大したことないアクションでもちゃぶだいを通じて起こしていきたいと思っています。

 

さぁ、ちゃぶだいもいよいよ忙しくなりそうですよー!

それって・・・どういうこと!?

ふふふ、これからもお見逃しなく!!

蔵端カイギとイベント告知!

あれま!

気づけばもう2月も終わりなんですねぇ。

寒い寒いと言ってはいるけれど、ふと周りを眺めると梅が咲いていたり、春の七草であるハコベが伸びてきている(我が家の文鳥の好物)!

そんな中、ちゃぶだいとしては現在じりじりともどかしい時間を過ごしています。

私たちの春はまだもう少し、、、かなぁ。

 

さて、2/20、川越蔵端カイギという、㈱80%が新しくオープンさせたコワーキングスペースダイクマチで行われたイベントで少しお話してきました。

いやさぁ、記念すべき第一回目のゲストで私ってもったいなくない?他に2人素敵なゲストがいるからいいものの。

でもせっかく頂いたお話だったので、お受けしましたさ。

 
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人前で自分のことを話すのって難しいー。

言葉の選び方とか、考えていたけれど緊張で頭ぐちゃぐちゃに。

・なぜゲストハウスをやりたいと思ったのか

・旅の話

・なぜ川越に決めたのか

・まちキャンからこれまでのこと少し

みたいなことをお話ししました。

 

所々言いたかったことが抜けていきました。

 

「川越で一番好きなところは?」

 という質問に

「おいしいものが食べられるところ」

・・・って!

嘘ではない、嘘ではないけれど何か答えなきゃと焦り、たぶんお腹がすいていたのでしょう、ね。

 

言い忘れてしまったことの中に、

私の、川越の好きなところに「バランスと規模感」ということがあります。

都会すぎず田舎すぎず、美味しいものも食べられて良いものも手に入る。

東京ほど選択肢が多すぎず、モノが溢れかえっていない、人も多すぎず、閑散ともしていない。

古いものも新しいものもまちの中に混在している。

中心地と言われるエリアは一日歩き倒すのにちょうどよく、一歩外に出れば里山の風景が残る。

・・・大事なこと言い忘れたねぇ(笑)

いや、でもとてもいい勉強になりました‼

企画してくれたにっしー、そっしー、ありがとう。

 

さて、他のゲストにはお馴染み80%の荒木さん、そして今月15日に川越市駅近くに念願のギャラリーをオープンさせた中村純子さん。

 

純子さんともまちキャンで出会い、創業スクールでは一期先輩という関係です。

ギャラリーの名前はruriro

さっそくお邪魔してきましたがとっても素敵な空間になっていました!


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純子さんのお話は、緊張していて全部をきちんと聞くことができませんでしたが、

アートって子供の頃はとっても身近なもの。お絵描きをしたり、工作をしたり。

けれど大人になると、下手だからとか知識がないからと遠ざかってしまう。

ruriroはアートをもっと身近に、思うがままに自由に感じる場所。

純子さんの言葉とは少し違うかも知れないけれど、そんなお話をされていました。


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そして荒木さんはついに死生観を語り出し、布教活動も絶好調でした。


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どんどん話すのがうまくなっている荒木さん。

二番目に話した私は、今度は逆に集中力がぷっつり途切れて荒木さんの話はほぼ右から左へ笑。

自分の死のイメージをもつこと、みたいな話から気づけば80%の活動内容についてのお話をされていました。

 

川越でオモシロイことをやっている人、やりたい人を横につないでいくことを目的としたこのイベントはこれからも続けていくみたいです!

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ちゃぶだいイベント第1卓

(前回は第0卓)

ちゃぶだい主催イベント第二弾のお知らせです。

3月5日、場所は前回と同じ水谷意匠一級建築士事務所さんをお借りします。

今回はゲストをお迎えしてお話して頂き、その後は参加者も交えて座談会のような形を考えています。

ゲストとは・・・なんとシーナと一平のオーナー、日神山さんです!!

「マチにとけ込む宿-椎名町のお話」と題して、宿ができるまで、そして、できてからのよもやま話を伺います。

 

シーナと一平とは、豊島区椎名町にある豊島区のリノベーションスクールで誕生したゲストハウスです。

商店街の中に昔からあったとんかつ屋さんをリノベした宿で、一階にはシェアミシンがあるカフェを併設しています。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、立ってる(複数の人)、屋外

「布で世界とつながり、ミシンで地域とつながる」

 

シーナと一平では、地域の人が手芸サークルのようにミシンを囲んでわいわいと活動していたり、外国から来たお客様と一緒にビールを飲んだり、親子やPC片手にやってくる若者がおいしいスイーツを食べながら楽しそうにしていたり熱心に仕事をしている様子など、色々な風景に出会います。

椎名町に住む人、通う人、訪れる人がわらわらと出入りするお宿です。

 

そんな宿のオーナーさんからどんな話が聞けるのか、楽しみです!

まだ残席が少しありますのでお早目の参加表明をお待ちしています!!

イベントページ↓

https://www.facebook.com/events/2037635646454586/