guest house MARUYA
guest house MARUYA
熱海のゲストハウス、マルヤさんに行ってきました。
リノベーションスクールで誕生した宿ということもあり、いつか行きたいとは思っていました。
きっかけは、熱海のお隣の函南町にあるオラッチェという観光牧場でのイベント、酪農家さんとバーベキューってのに参加することになり、そんじゃ前ノリだ!ってなわけで。
マルヤ、すごく良かったー!
駅からは徒歩15分くらい、行きは下り、帰りは上り。
行きはよいよい帰りはなんちゃらってやつ。
海はすぐそこ。
周りは飲食店たくさん!
商店街の1画で、道路に面している側はテラスとして開け放たれていて宿泊者以外も出入りできます。
ラウンジは広くて、キッチンもキレイ。
そしてベッドがドミトリーというかカプセルになってるのてす!
これがすごく良かった。
私の部屋。
ドミトリーの部屋で一緒に泊まる人と「どこから来たんですか?」って会話があるのもいいんだけど、睡眠の質を考えると絶対こっちのほうがいい。
でももし古民家物件でやるならやっぱ畳に布団がいいかなぁ~。
特に外国人には。
そしてこの日はたまたまYahooライフマガジンのライターさんが取材に来ていて、そちらの記事を読んでもらったほうがよくわかるかも!さすがプロ!
https://lifemagazine.yahoo.co.jp/articles/5474
熱海自体をあまり満喫できる時間がなかった滞在の中で良かったところは、とにかくレトロでローカルな温泉と、マルヤのテラスで行われたブリしゃぶパーティー。
マルヤスタッフのオススメで、お風呂は福島屋という旅館の日帰り入浴(400円)へ。
すっごく趣のある木造の建物(つまり古い)で、フロントの親子?夫婦?はニコリともしない(笑)。
しかし、貴重品はきちんと預かってくれるし、マルヤのゲストだと伝えると日帰り入浴時間が少し過ぎていても入れてくれるのだとか。
お風呂もとっても古いけれど掃除はちゃんとされているし、決してフレンドリーではないけど実はいい人達なんだろう、と思うとなんだかかわいいとすら思える(笑)。
洗い場にシャワーはなく、大きな桶と一般的なサイズの洗面器が置いてあり、お湯と水の蛇口をひねりながら温度調節をする。
私は、大きな桶に多めにお湯をためて洗面器ですくって洗う、という方法にしてみたけれど、他に誰もいなかったのでそれが正解なのかは不明。
床も湯船も丸や四角の大小様々な色や形のタイルが貼られていて、天井は板張りだけど温泉成分の働きなのか塗装なのか、少しうす緑がかっている。
しーんと静かで、たまに隣の男湯のおじさん(たぶん、「お兄さん」ではない)が、「っああぁぁぁ」と一日の疲れを温泉で癒している声が聞こえたり、木造建築特有の二階の足音が響いてきたりする。
窓はないのに、どこからかやってくる空気の流れを感じられる。
タイムスリップしたような気持ちでこの空間を独り占めしながら、日々のコマゴマしたことなどがぼんやりと頭の中を巡っていった。
とてもいい時間だった。
オーシャンビューでいくつもの種類の湯船があって、アメニティも充実、みたいなお風呂が好きな人には決して勧められないが、ディープでローカルな感じが好きな人にはぜひ行ってもらいたい。
そしてブリ!
これが1000円+ワンドリンクって!安っ!
地元の飲食店の方が仕入れたブリ1本、刺身でもいけるくらい新鮮。
地元の歯医者さんや干物屋の若旦那、移住してきた親子やマルヤのリノベーションにも関わったアーティストさん、そして私とライターさん以外に女の一人旅があと二人!
色んな人が出たり入ったり。
干物屋さんのご先祖は韮山反射炉の建設に重税が課されるのに対し漁民一揆を起こした方なんだという話から、ストリップ劇場の話まで、色んな地元の話が聞けた。
地元の人とたくさん話せると、そのまちがどんどん見えてきてどんどん好きになれる。
まちを作っているのは人だからです。
マルヤではこんなイベントをよくやっていて、地元の人も次はなに?と期待している。
いいコミュニティーができてるなーとしみじみ感じられました。
地元の人がわらわらと寄ってくれるようなゲストハウス、作りたいなぁ。
そして朝食でもローカルな文化を感じられる仕組みが!
マルヤの前には3軒の干物やさんがあり、自分で好きな干物を買ってコンロで焼いて食べられるのです!
マルヤではご飯とお味噌汁を用意してくれます。(300円)
どうやらそれぞれの店で味やラインナップの違いがあるそうで、地元の人は「お気に入りの干物やさん」 があったりするのかなーなんて思いました。
海なし県民としてはまさに異文化。
こういう何でもないようなその土地の暮らしを体験するのってやっぱり楽しい。
この経験が人生の役に立つのかはわからないけれど、なんとなく、幅が広がるような気がするのです。
今回の熱海での体験はこれくらいだったんだけど、「マルヤがあるから」熱海にまた行きたいです。
牛のこと
そして、もし酪農に興味があればここからも読んでみてください。
注・ゲストハウス、関係ないです(笑)。
私もいい大人ですが、牛について知らなかったことがたくさんありました。
パラグライダーが飛び交う丹那盆地での酪農家さんとのバーベキュー。
私は子供のころは毎日この丹那牛乳の低温殺菌のものを飲んで育ちました。
「牛のからだ」という子ども向けの紙芝居でも牛の視力は0.15くらいだとか、1リットルの牛乳を搾るのに400リットルの血液が必要だとか、知らないことがありました。
おいしくお肉を頂いた後には酪農家さんを囲んで車座トークがあり、そこでは酪農家さんの一日から現代の牛の管理システムまで聞くことができました。
驚いた話のなかには、哺乳はロボットが行い、一頭一頭に与えるミルクの量を調節できたり、牛舎にウォーターベッドを入れたことにより、通路で寝る牛が減り清潔を保てることで乳腺炎が減り、乳質がよくなり乳量も増えるとか。
また、メスはミルクの為に妊娠、出産を繰り返させられ、乳の出が悪くなるとペットフードなどになる、
雄は遺伝子検査をされて優秀な雄しか生き残れないのだとか。
「国産牛」という名前で安く売られているのはホルスタインが多いのだそうです。
そして、主に北海道にメス牛を妊娠させる種付やさんがいて、優秀な雄の精子がストローに冷凍保存されているらしい!
ストロー1本4000円~10000円くらいで、妊娠させてから自分の牧場へ帰ってくるみたい。
それでも、確実に受精する訳ではないんですよねー。
また、今は輸入の牛乳は入ってきていないけれど、アメリカの牛乳が安い理由には、広い農地安い資材、国からの高い補助金に加え、成長ホルモンを投与してどんどん搾り取っているのだそう。
日本人としては倫理観的にも認めたくないし禁止されているけれど、アメリカの要求になかなかNOと言えない日本にこんな輸入牛乳が入ってくる日も来るのかしら。
牛乳も牛肉も身近だけど(あ、牛肉はめったに買えないか;^_^)、知らないことばかりでした。
80%のお披露目会
6月18日、我らが兄貴分、80%のお披露目会がついに行われました!
大大大盛況!
20日のグランドオープンと合わせて、次のブログで書きますね!!
本当におめでとうございます!!
80%のアニキたち
さてさて、お知らせのようなものですが、私たちがゲストハウスちゃぶだいプロジェクトを始めるきっかけとなった川越市のまちづくりキャンプで、飲食チームだった方々が80%という家守会社を立ち上げ、長い間シャッターが閉まっていた長屋をリノベーションしています。
♪完成予想図♪
いよいよ、6月20日にオープンが決まりました。「ムニオ」と覚えてね。むちむちした男のムニオ君。
テナントに、同じくまちづくりキャンプで飲食チームだったグリグリ頭の鈴木豪さんが営むおでんと日本酒のお店「すずのや」さんと、川越市役所の交差点にあるコーヒー屋さん「glinコーヒー」さんが入ります!
私も、最近はよくglinさんで豆を買うことがありますが、みなさん接客が丁寧でいい笑顔^^
自宅からも近いし、すずのやさんは14時開店ということもあり(!) あー、早くあの店で昼間っから飲みたい。
この事業は、素敵な飲食店がオープンするだけでなく、長い間閉まっていたシャッターが開くことに大きな意味があると思うのです。
この長屋の通りは、かつては商店街でしたが今はひかり飯店という食堂とお魚屋さんが頑張っているだけになってしまいました。
だけどこの場所がにぎわっていた頃を知っている方も多い。
私は、当時を知らないけどその頃の感じを味わいたかったなー、と思っている。
どっちの立場の人も感動させられるものができるはずです。
それは、既存の建物をできるだけそのままにしているから。
街の風景を変えずに、新しい、わくわくするようなことが始まります!
このようなやり方を見て頂くことで、もしかしたら空家利用で悩んでいる方が80%に相談に来るかもしれない!
そうしたら、ゲストハウスに向いている物件とも出会えるかも知れない!
ゲストハウスじゃなくても、朽ちるのを待つだけの空家が現役だった頃の面影を残しつつ、わくわくして、住む人にも嬉しい何かに生まれ変わっていく。
そして80%はそんなみんなの大家さんになるっ。
期待してまっせー!
豪さんは、グリグリ頭と音楽にはとってもこだわりがある方(もちろん料理もね)。
80%代表の荒木さんに川越ホームの松ヶ角さん、チームちゃぶだいの田中さんも参画し、DIYも多く取り入れオープンに向けて頑張っています。
いつもきっちりスーツの松ヶ角さんが頭にタオルを巻いていた姿は、孫悟空がスーツを着るくらいの衝撃でした~(まちづくりキャンプでさえスーツで来てた気がする)。
私も、先日ペンキ塗りのお手伝いに!
(写真は80%Facebookより)
作業着がいい感じにペインターパンツとなりました。
こういうことで、この店への愛情もどんどん強くなります。
そして自分もこのまちに関われることが嬉しい!
豪さんに頼まれた額縁も製作中。
縛られてます。。
ちゃんと作ってますよー!
どんな風に飾ってもらえるのか、楽しみです。
80%はクラウドファンディングにも挑戦中です!
https://faavo.jp/saitama/project/2030
ポチポチポチっといっちゃいましょー!
後悔はさせません(80%が)。
オープンまであと少し、踏ん張りどころの80%のアニキたち。
そして、また違うペンキ塗りも。
もともと川越にあったコーヒー屋さんのtangoさん。
ゲストハウスの話もいつも真剣に聞いてくれて勇気をくれる素敵なご夫婦が営んでいます。
近所にあって、大好きだったのですが、入間へお引越しされてしまいました。
すごく寂しいなーと思っていましたが、先日お引越し先のペンキ塗りのお手伝いに伺ったら、なんだかとてもお二人らしい場所と家で、川越でやるより似合っているように感じました。
tangoさんももうすぐオープン。
家族や友人と丁寧に作り上げている素敵なお店です。
屋根のペンキ塗りの最中、焙煎の煙突からはコーヒーの匂いが漂い、でも少し先には茶畑が広がっている。
tangoさんからは、これからは入間だよ!と何回か言われましたが、まだ、川越で頑張るつもりです。
とはいえ、ちゃぶだいのにっしーはまぁもともと色々やってる人ですが、人に会いに行く旅のポータルサイトを立ち上げるとか?相変わらずアグレッシブにグイグイと進んでいて、田中さんも80%でバリバリと、ってか出会ったときから社長だから既にバリバリなんだけど、豪さんも荒木さんもどんどん想いを形にしていってる。
少しおいてきぼり気分な、名前だけの女将な私です。
いや、でも、がんばるよ~!!
そういえば、以前に蔵の会さんのワークショップで土壁の左官体験をした時の壁!
これこれ。
先日、川越成田山の蚤の市へ行く途中で発見しました。
水谷意匠一級建築士事務所さんで!
こうなってた。
漆喰を塗って、最終的にはテーブルにするそうです。
お、重そう、、、、
椎名町・さちこの不器用な夜で
またもや!ご無沙汰です!
あわわ、、、サボってる訳ではない(つもり)なのですが、、、
なかなかちゃんとご報告まで至らない状況なのです。
ゲストハウスちゃぶだいの現状として、実は年明け頃から交渉を始めた物件がごさいます!
本当に素晴らしい物件なのですが、色々と難しい問題がありまだご報告できる段階ではなく、私も早くお伝えしたいのですが、もう少し話がまとまったら改めてご報告させてください。
さて、じゃあ私はその間何をやってるのか?
休日は一日中ぐうたらして、ジョジョとか1巻から読み始めちゃったりして、観たい映画のDVDを山のように借りて、高カロリーのおいしいもの食べながら観て、ひとりカラオケでのどを潰して、昼から酒飲んで、夜も酒飲んで、、、、みたいなの、一日くらいやりたいな(笑)
イベントに顔出してみたりなんかもしていますが最近行って良かったって思ったのが、イベントではない?けれど、シーナと一平に有鄰庵の中村さんがいらっしゃった日に、
ただただ同席させて頂いたこと。
シーナと一平のご近所でおいしいものを買い込んで、一平のラウンジでみんなで飲む、っていうゆるい会。中村さんを囲む会(笑)。
(撮影:つよぽん)
えもさんとも久々に会えたし、最近シーナと一平で週末お酒を出しているさちこさんにもやっとお会いできて!
三姉妹(=^ェ^=)
さちこの不器用な夜、と題して夜営業をされているさちこさんは、元トラック乗りという私的にはかなり惚れてしまう経歴の持ち主。
お手製サングリアも最高でした!ぐいぐい飲めちゃう危険なやつ(笑)!
この日は、シーナと一平の方々、ゲストハウス開業したい方お二人、以前にも紹介したEVERY DENIMの兄弟とお仲間、10人ちょいの会でした。
中村さんとは以前にご挨拶程度で顔を合わせただけだったのですが、ずうずうしく同席させてもらいました。
なのできちんとお話をするのはほぼ初めて!
お話をする、というより、中村さんのお話をできるだけ聞き逃さず、理解することで精一杯で口を挟む余裕はなく、ずっとしかめっ面で聞くだけだったかも(^^;
もはや説法。
ペルソナの話(倖田來未にしたり志村けんにしたり)も勉強になりましたし、中村さん主催の開業合宿の話も聞くことができました。
そしてこの日たびたび登場したのが、縄文・弥生談義。
縄文時代って、1万年くらい続いた時代、日本史の最初に習う時代ですけど、それだけ長い間、戦争がなかったんですって。
よくよく思い返してみると、確かに戦争があったとは習ってない。
狩りをしていた縄文時代はみんなで協力して食料を得ていたけれど、弥生時代に入って稲作が始まると土地を奪い合う争いが始まった。
縄文の文化は女性的で、子育てに適した土地に住みたいなど、だけど、弥生の文化は男性的で多くの土地を手にしたいとか、地位を得たいという方向に変わっていった。
現代は弥生文化優勢だけれど、縄文文化に戻していきたいんだという話。
私はお米が好きなので平和に稲作してほしいですけど(笑。
弥生的な生き方、縄文的な生き方に結び付く話題は多かったです。
理想の宿も縄文的なものなのだと。
ゲストハウス関係の話だと、宿の200メートル以内は自分の宿という話。
有鄰庵の近くには大原美術館があり、2週間前に予約すれば学芸員が一緒に巡ってくれるらしいです!
だから、モネもエル・グレコも「うちの宿にある」んだって!
近所のおでんやさんなど、地域みんなでもてなす宿。
だから200メートル以内に公衆トイレがあればそれは「うちの宿のトイレ」って、法律変えたほうがいいと!スケールでか!でも賛成(゚д゚)/
まちを一つの宿に見立てる「まちやど」にもつながる考えですが、周りの人との関係がきちんと築けているからこその発言ですよね。
中村さんはとても不思議な人でした。
でも、周りに人が集まる理由がよくわかりました。
そしてEVERY DENIMの山脇君には何度かお会いしたことがありましたが、いつの間にかフォーブスの「アジアを代表する30歳以下」に選ばれていたそうで( ゚Д゚)!
香川真司と並んでるじゃん!
EVERY DENIMは現役大学生兄弟で運営され、岡山で自分たちのデニムブランドを作り、色々なゲストハウスを巡って移動販売をしています。
岡山の繊維産業を支えたい、知ってほしいという想いから。
5月に始めた「産地の学校」の話もきくことができました。
服飾を学んでいる学生さんなどは、意外と布の産地のことを学ぶ機会がないそうで、当然就職先の候補にも入らない。
一方、産地では「倒産」ではなく「廃業」する会社が増えている・・・。
山脇君は、産地のことも繊維のことも、アパレル業界のこともよく学んでいて、どうやってつなげられるか、色々なことを企んでいるようです。
対面でしか販売しないEVERY DENIM、ああ、早くちゃぶだいにお招きしたいっ!
そして、彼らがフォーブスに選ばれるまでになったことについて、もちろん!ご兄弟の努力の甲斐あってこそですが、中村さんは「ゲストハウスで販売していたから」という理由も一つあげていました。
自然と、海外へ発信されていくのです。
私がまだ気づいていなかったゲストハウスの力です。
ゲストハウスを見る目が広がった一晩でした。
さて、シーナと一平の女将、えもさんは5月一杯で女将を卒業されました。
これからは、番頭・つよぽんが引き継いでいきます。
えもさんのお陰でシーナと一平でお手伝いする機会ができて、私は現場の空気を感じることができた。
実はえもさんけっこう年下なんだけど、いつも尊敬のまなざしだったなぁ。
ゲストハウス関係の話をすることが多かったけど、私の離婚話からの「女って~・・・」って話をした一夜が何気に一番楽しかったかも。
えもさんのこれからに幸あれ!!
シーナと一平も4月から営業スタイルが変わり、週末しか行けない私はなかなかお手伝いできる日が減ってしまいますが、さちこさんの夜に飲みに行ったりこれからもちょこちょこと出入りさせて頂くつもりでいます。
今週末は熱海のマルヤさんに泊まります!
土曜日は熱海から近くの函南で酪農家さんとバーベキュー。
酪農の話も聞けそうで楽しみです!
外の人?中の人?
ご無沙汰してしまいましたーf(^^;
ゲストハウスちゃぶだい、あきらめてないですよ!
イロイロ、細々とでも着実に動いていってます。
先日は川越の蔵の会というNPOの方とお話できる機会がありました。
蔵の会は私が生まれた頃から川越の蔵の保存活動をされています。
その活動内容なども聞くことができてとても嬉しかったのですが、特に心に残ったのは、よそ者が川越のまちづくり等に関わってくることに対して嫌悪感のようなものはないのかという問に、好きならいいんですよ、とおっしゃっていたこと。
最近、私は「地元の人間」なのか、「よそ者」なのか、「移住者」なのかとか、「地元の人間」と「移住者」の境はどこなんだろう、とか考えていました。
結局、考え方の違いでどれにも当てはまるんですよね。
でも、「好きならいい」!
大切なのは、地域と向き合ってこちらから歩み寄ることを忘れず続けていくこと、ですかね。ってか、それしかできない。
そんなことをもやっと考えながらゴールデンウィークは福島県喜多方市の山都町へ行ってきました。
毎年恒例、といってもまだ3回目の参加なのですが、「堰さらい」という活動に参加するためです。
山都町の本木、早稲谷という地区の田んぼに水を入れるための「堰」と呼ばれる水路の掃除のボランティアです。
この堰の上流には民家がないので生活排水や農薬が一切混ざらない水が流れ、山椒魚やアブラハヤなどの生き物もたくさん見られました。
今年で堰ができて270年!
すごくないですか?
そんな長い長い間、この時期になると人足といって、農家さんたちが冬にたまった落ち葉や木の枝、土砂や倒木を手仕事で片づけて水が流れるようにし、修繕などもしながら守ってきました。
しかし、だんだんと農家さんも減ってしまい困っていたところを、埼玉の小川町で有機農業を学び、山都に移住した浅見さんが中心となり、ボランティアを頼むことを始めました。
始める前は、外の人に頼むのは賃金を払うという認識があったり、ボランティアを頼んでもちゃんと働いてくれるのかという心配があったりしたけれど、信用できる人から声をかけていって今年で18回目、43人が参加する活動になっています。
今は地元の人もみんながみんなではないかも知れませんが、ボランティアを快く受け入れてくれていて、作業中も気さくに昔のことや地域のことを聞くことができます。
私も父を介して浅見さんとご縁があり、2011年、震災の年に初めて山都を訪れました。
私から見れば、ここにいる移住者の方々は地元の歴史も文化もすごく学ばれていて地元の為になる活動をされているし、地元からちゃんと必要とされていて、すごくいい関係が築けている。
けれど、移住して20数年になる、この活動でも中心になっている一人の方は、「いつまでたっても地元の人間にはなれない」とおっしゃっていました。
消防団に入ったり、選挙に立候補したり、耕作放棄地を再び開墾させてオーナー制度を導入したり、イベントの運営管理、農業団体の設立、まだまだたくさんのことをやってきている方々でも!
もう、「地元の人間」とか「移住者」とか、呼び方は悩んでも仕方ないこと。
そこで悩むのはやめます。
ただただ、川越を学び、自分にできることを頑張るまでですね。
美しい里山に癒され、美味しい山菜料理と地酒に酔いながら、そんなことを思った連休でした。
雪で冷やされるビールはキラキラと輝く☆
しかし来年ちゃぶだいが始まってると、私はもう参加できないのか??
・・・GW、女将不在じゃ、ダメ?よね。。
ピンチヒッター、お待ちしています(笑)
こちらは4月の終わりにあった蔵の会のイベント。
蔵の作り方にまつわる、鋸挽きや土壁の左官、土を塗る前に竹を組んでいく作業などが体験できました。
子どもも楽しめる木組体験や、カンナくずでお花を作るブースもありました。
職人さんたちと直接お話ができて、蔵の知識が前よりも少しだけ増えました。
場所は違えど、地道な活動を長く続けている方々、心から尊敬致します。
「ちゃぶだい」と「女将」
最近読んでいる本です。
この中でね、福井のゲストハウスSAMMIE'Sの森岡咲子さんが書いている一遍があるんです。
で、私が旅の報告のまとめで書いたここの部分↓
全体を通して思ったのは、楽しかった、また行きたいと思えるのは、出会えた人の要素が一番なんじゃないかな、と。
そしてその土地の人の暮らしに触れられるともっと身近になって、好きになる。
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そして、自分が共感できる人に勧められた場所を訪ねるとガイドブック通りの旅より楽しく、人生を広げてくれる旅になる。
この文章で私が伝えたかったことと同じようなこと(と言うととても恐縮するけど)を咲子さんがもっともっと強く伝わり洗練された文章で、咲子さんの経験を通してのことを書かれていたのを読んで、勝手に感激してしまいました。
おこがましいですが、同じようなことを感じていることに嬉しくなってしまいました。
あ、真似してないですよ(笑)!!
って言っても、めっっちゃ一部分だけですから。
おこがましいぞ!エビスダニ!とお叱りの声が聞こえてきそうですが、嬉しかったので。
ひとり言です。
でも、改めて気づいたのが、ゲストハウスオーナー、女将、管理人なる方々、気づいたら高学歴でキャリアもある方が多いですねΣ(O_O;)!
今更ですが、ゲストハウスってそういう業界なの?
まちづくりの流れでそうなってるのかな?
お金を貯めては旅に出る、流浪の人生を送ってきた私には、学歴もキャリアもございません。
あるのは気持ちたけです。
だけど、チームちゃぶだいにはそれらを兼ね備えた男衆が二人もいます。
私まで、そっちじゃなくても、、いいよね!多様性、多様性。。
きっと田中さんなんかは、このブログも変なこと書かないかハラハラしてるんじゃとも思うんだけど、書き続けていいって言ってくれるので、書いています。
にっしー西村さんも、私のあまりのビジネス脳のなさにカンベンしてくれと感じる時もしばしばでしょうが、笑顔でバシッと方向性を決めてくれるムードメーカーです。
ナイスガイズ!です。
二人に早く追いつけるよう、頑張ります。
理想の女将像みたいなもの。
シーナと一平でのお手伝いや、ゲストハウス関係の方々に会ってだんだん見えてきたのは、「お母ちゃん」みたいな感じなのかな、と。
放っていてほしい時は放っておく、助けてほしい時は助ける、たまにおせっかいだったり話が長かったり(笑)。
その時その時、その子その子に合わせて対応する。
そして初めて子供を産んだお母さんが、子育てなんてやってみなきゃわからないことだらけだけど、子供と一緒に成長していく、そんなイメージも女将像にある気がする。
ま、いないけどね、子供!想像!
そして「ちゃぶだい」。
初対面の人々が同席する場に円卓はふさわしいと思ったのがきっかけです。
この本の中で、漫画や映画でのちゃぶ台の意味するもの、が書かれている章があります。
時代によって違いはあるけれど、ちゃぶ台を囲んでいる人々は「家族」であったり、「同棲相手」であったり、「親身になってくれる先生」であったり、「疑似家族」であることもあります。
ちゃぶ台は視線が低くて生活に密着している道具。
本当に密接な関係を演出する道具として描かれる。
しかし、時代の流れでちゃぶ台と家族の団らんが消えてしまうと、過ぎ去った時代や失ったものを懐かしむ郷愁の象徴として登場してくるようになります。
「男はつらいよ」とか。
それは、変わることが近代的でカッコいいと考えた現代人の忘れ物がたくさん残っているからだそう。
ゲストハウス「ちゃぶだい」いい名前!
ちゃぶ台、奥深いな!
「家族」
私は三人兄弟のまん中で、姉と弟がいます。
父は安心、安全な食品や日用品を宅配する会社に勤めていました。
今でこそ、健康志向の高まりもあり、オーガニックだ、ロハスだ、エシカルだ、と、オシャレでカッコいいイメージもありますが、私が子供の頃はまだまだ社会からの関心は薄く、我が家はとても貧乏でした。
電子レンジや炊飯器もない家で、自転車や漫画はゴミ捨て場からゲットしていたし、庭の野草も食卓に並んでいました。
それでも母はとても前向きなのか天然なのかわかりませんが、穴の開いたデニムにチャックのついた継ぎあてをして、「これいいでしょー!」と自慢するような人。
膝小僧にファスナーいらないだろ!
そのセンスはさておき、貧乏を惨めとは感じさせない母の超ポジティブ子育てのお陰で、私はどんどん変な方向にたくましい、少し変わった人間に育っていきました。
父はといえば、物心ついた頃から単身赴任をしており、仕事人間なので何かを教わったり遊んでもらった記憶はあまりありません。
けれど姉の結婚式の時に父が言ったことは今の私にとって最大の教えになっていると思います。
「人を幸せにする為に仕事はある」
富や名声を築いてもそれが人の不幸の上に成り立っていてはいけない、ささやかな幸せでも、それは人の記憶に残っていくのだと。
たぶん、かなりかっこつけたのだろうけど・・・。
将来、ゲストハウスちゃぶだいに来てくれるゲストさんの多くは、ほんの少しの時間を一緒に過ごすだけ。
その時間が少しでも幸せなひと時になるようにするのが私の仕事なんだ。
お母ちゃんのように暖かく、ちゃぶだいを囲んで。
子供を産んだこともなければ、「妻」がうまくできなかった自分がちゃぶだいのお母ちゃんになれるのか。
よし、自分越えるぞ!
自分越えのチャンスの波が徐々に押し寄せているのを感じています。
ゲストハウスをやりたいという同じ目的を持った超強力なチームメイト、兄貴分の80%、エリアリノベーターの川越ホームさん、最初から支えてくださっている市役所の方、講師、チューターの皆様、女将修行を受け入れてくれたシーナと一平、応援して下さる街の方々、知り合ったゲストハウス関係の方々、同僚、家族、パートナー、友人、皆々様のお陰でゲストハウスちゃぶだいが少しづつ形になっていきます。
これからいよいよ本格始動ですよ!
今後とも、よろしくお願いいたします!
川越から始めるサイクリング
ども!
いやはや、旅の報告はしつこかったかな、と反省中のエビスダニです。
一気に春になりましたね!
暖かくなって外に出たくなる季節。
サイクリングなんてどうでしょう?
川越は名前の通り、新河岸川や荒川、入間川などの川に囲まれています。
川沿いにはサイクリングロードもあって、今の季節だと菜の花がキレイだし、荒川沿いにはホンダのエアポートがあって長い時間飛行機を眺めて過ごしてる方もいます。
これは2年前くらいで吉見の桜堤へ行ったときです。
菜の花と桜がすごくきれい。
川越から自転車で行けます!
バスでも行けます。
このコースもいいのですが、今回行ったのは越生町。
入間川→小畔川→越辺川→高麗川を自転車で片道約30キロを遡って、、、のはずだったのですが、あいにくの雨のため、車で行きました。
途中、橋を渡る時には土手に菜の花や桜が咲いていて、自転車で行けたら気持ち良かっただろうなぁと思います。
川越から約一時間くらいで周りは里山の風景。
桜のトンネル!
そしてお昼ご飯で訪れたのがオクムサマルシェさんです。
二拠点居住を経て現在は本格的に拠点を移し、というかUターンされ、奥様やご家族とカフェを営んでいる浅見さんのお店です。
2階には周辺で活動されている職人さんやアーティストさんの作品も置かれています。
パートナーの元同僚で知り合いになった、ときがわ町のオーダー家具woodworks季の木の村田さんの作品もありました。
写真撮り忘れたけどf(^^;
めんごめんご。
食事も地場産の食材が使われていておいしい!
とろろ御膳。
薬膳カレー。
のらぼう菜やワラビのトッピングがありました。
トマトの酸味が柑橘のようにさっぱりで、辛さは控えめだけど一から丁寧に作られたカレーの味。
チームちゃぶだいの田中さんもオクムサマルシェには何回か行っていて、浅見さんともどんどん仲良しになっています。
これから、一緒にどんどん埼玉を盛り上げていきたいです。
浅見さんにご挨拶と少しお話をして、オクムサマルシェを出た後、越生町周辺をドライブして帰ることに。
大豆工房みやでお豆腐を購入。
おまけで油あげとおからが!!
試食も充実していて、豆の味がしっかり濃厚でおいしい!
そして、上谷の大クス。
私、一応写ってるんだけど、わかる??
全国巨木ランキング16位、埼玉県では1位!
すごい迫力です!
それから自転車乗りご用達、シロクマパン。
この辺はほとんどのお店で自転車ラックが備えられています。
シナモンロールとクリームチーズのパン。
オリジナルサイクルジャージが飾ってありました。
さくら山公園のさくら祭り。
斜面にたくさんの桜が!
都内のように混雑もなく、ゆっくり桜を眺められました。
ここのクロワッサンが大好きなんだけど今日はありませんでした。
カンパーニュなどを購入。
知り合いがここでリペアをやっているのですが、この日はお休み。残念。
器も、オシャレで素敵なものばかり!
これだけ楽しんで、10時に川越を出て15時頃帰宅できました。
他にも、酒蔵やワイナリー、有名な黒山三滝や梅林など見所はまだまだあるし、小川町やときがわ町へ足をのばしてもいいかも!
小川町でハイキングしたあと、マイクロブリュワリーでクラフトビールを飲むのもオススメですよ!
元競輪選手がやっているうどん屋さんは自転車乗りだと100円値引きしてくれたり、なんて店もあります。
川越で1日楽しんで泊まって、次の日はもうちょっと埼玉の奥の方を開拓してみる、なんていいと思いますよ~(笑)。
首都圏から気軽にアクセスできる距離で、街も里山も楽しめる埼玉、遊びたおしてみませんか\(^o^)/
おまけのコーナー
久しぶりのおまけコーナー。
川越では毎月行われるイベントがいくつかあります。
毎月1日は七福神縁日(市内7寺院)、8日は呑龍デー(蓮馨寺)、18日は川越きものの日、土日には朝市などがあります。
その中でも私が好きなのは、毎月28日の川越成田山別院で行われる蚤の市です。
古道具や陶器、着物など、宝探しのように楽しめます。
私もこれまでに、古い鏡台や針箱、そば猪口や昔のビンなどをゲットしています。
ちゃぶだいも!
マメちゃぶも!
鏡台も!
多くの店で値段交渉できるので、アンティークショップなどで購入するよりも安いのも魅力!
最近は外国人も多く、刀とか酒器、ガラスの浮きなどを購入する方をよく見かけます。
早朝から日没まで、とはいえ15時頃には店終いを始める店主も多いです。
業者が早い時間に買い付けに来るほどなので、午前中に行かれるのがオススメです。
27日の夜、ゲストハウスちゃぶだいに泊まれば、蚤の市も朝から行けるねぇ!
そんな皆様の為にも、開業に向けて頑張っています!
そろそろ物件が、、、!???
ふふふ!!
④やっとフィナーレ!
倉敷へ向かうまで5~6時間、旅情に浸る・・・ことなく爆睡でした。
ええ、なんと言うか、軽く二日酔い、みたいでして。
だってたみが楽しすぎるから。。
時々目が覚めるときれいな川が見えたりして、開いた口を閉じてまた寝る。
その繰り返しと乗換が何度か続き14時半頃倉敷に到着。
倉敷と川越は似ている、と川越エリアリノベーションシンポジウムの時にレイデックスの明石さんがおっしゃっていたので、訪れたかった場所です。
倉敷の美観地区と川越の蔵造りの街を比較すると、倉敷の方がエリアが広くて保存されている建物も多く、車の乗り入れが制限されています。
大原美術館という有名な美術館も美観地区の中にあります。
ただ、整備されすぎていてテーマパークにいるような感覚も。
岡山といえばデニムも有名ですが、EVERY DENIM 山脇さんに言わせると中には「岡山と言えばデニム」に乗っかって実は中国産なんてこともあるとか。
どこの観光地でも見かけるお店があったりする川越の蔵造り。
ん?と思うものも混じっている、それも共通点かもしれません。
ちょっと逸れますが、川越の蔵造りの街並みエリアの車両規制をしないことに対して、せめて土日だけでもやればいいのに、と思っていました。
ところが、3月に発売されたd design travel 埼玉に、
江戸時代に繁栄し、多彩な個性を持っていた、中山道や東海道の多くの宿場町は、自動車専用の新道が通された事で衰退し、今では「伝統的建造物群保存地区」ではあったとしても、本当の意味での活気はない。「生活感がない」といってもいい。だが川越には、それがある。
と!
そっか、そう言われるとこのままでいいのか、と、単純な私は思ってしまいますね。
さて、有鄰庵はカフェとゲストハウスが一体となっています。
カフェは日中行列ができるほどの大人気。
目玉商品はプリンと卵かけご飯だそうです。
名物の黄ニラ醤油で頂く卵かけご飯は宿泊した翌朝500円で食べることができ、即席味噌汁もついてきて朝御飯にちょうど良いボリュームだし、とても美味しかったです。
有鄰庵といえば、チェックイン時に自己紹介があることでも知られています。
ゲストもスタッフもみんな自己紹介をします。
どんな人がこの場所で一緒に過ごすのかわかるように・・・
私は自己紹介が苦手なので恥ずかしかったですが、スタッフの方々は有鄰庵に対する想いなともコンパクトにまとめて自己紹介して下さり、時期的にも春休み中の大学生ヘルパーさんもいて、これだけの人が集まってくる魅力のある宿なんだなと人を見て感じた夜でした。
この日は歩こう会のような?歩くイベントと重なり、初めてゲストハウスに泊まったという50代くらいの女性もいらっしゃったのですが、宿泊者同士の交流が持てることに感動されていました。
また、今後、黄ニラ醤油などの特産品を販売するスペースも作るそうです。
キッチン。
共有くつろぎスペース「蔵」。
夜は明かりのイベントがありました。
次の日に向かったのは尾道。
宿泊はあなごの寝床です。
こんな細い通路を通ってレセプションにたどり着きます。
尾道ではレンタサイクルで向島を一周、尾道タウンの散策をして過ごしました。
公民館のような施設の1画でカカオと砂糖だけで作ったチョコレートを販売していて、ホットチョコレートなどの飲み物も楽しめるカフェスペースも有ります。
そして窓からは絶景。
内装もカッコ良かったです。
店員のお兄さんと少しお話できました。
製品に対しては熱い想いがあり、でもほどよいユルさがあり話してすごく楽しかったです。
サボりたい時に、ビルの隙間で小さくなってタバコ吸うより、こんな景色のいい場所でサボりたい、と(笑)。
チョコレートは、カカオの種類別に三種類あり、本当に味が違うのでカカオの個性がよくわかりました。
街には古い建物を利用したカフェや雑貨屋さん、パン屋さんがたくさんあって面白かった!
ホホホ座などの雑貨屋やカフェがいくつか入っている建物。
小さいパン屋さん。ネコノテパン工場。
尾道空き家再生プロジェクトというNPOがあり、あなごの寝床が生まれたのもここから。
古い建物を利用した店舗が多いのも、このNPOが機能している証拠でしょうか。
あなごの寝床の宿長、つるさんと少しお話することができました。
つるさんは漫画家さんで、「0円で空家をもらって東京脱出!」という本も出されています。
気になった方はポチっとしちゃいましょ!
なんというか、第一印象はちょっと無愛想で怒ってるのかな?くらいの感じでしたが、話し始めるとけっこう笑顔がこぼれてホッとしました。
むしろギャップ萌え(笑)?
漫画家さんということもあり、「面白い感じが好き」で、あなごの寝床はDIYでオープンまで300日(!!)くらいかかったそうですが、遊び心いっぱいの造りです。
女ドミの窓からはこんな風景。
たまにクモの巣かかってることもあるとか(笑)。
間口が狭く奥が長い、細長い造り。
宿泊者同士でわいわいしたり、一人で過ごしたり、色んな過ごし方ができるように考えて作っていったそう。
2階の女ドミから商店街を見下ろせるスペース。
キッチン。
受付は番台みたいな感じでした(笑)。
つるさんが移住された時の話や、空き家再生プロジェクトの話などを聞くことができました。
このNPOの中心人物である豊田さんは女性で、事業を広げたい!というより、空き家を放っておけない方なんだそうです。
いつかどこかでお話してみたいです。
川越にゲストハウスちゃぶだいができたら、あなごの寝床の研修で行くかもと、どこまで本気かわかりませんが言って頂きましたんで、期待しています。
期待しています!!
あなごの寝床は個性が際立つオモシロイ宿でした。
尾道も楽しい街だったので、また行きたい。
帰りは、岡山の問屋町に寄ったり、明石焼きを食べるためだけに明石で途中下車したりしながら、また大阪から四列シートの刑で帰りました。
全体を通して思ったのは、楽しかった、また行きたいと思えるのは、出会えた人の要素が一番なんじゃないかな、と。
そしてその土地の人の暮らしに触れられるともっと身近になって、好きになる。
ダイナミックな自然とか、泉質の良い温泉とか、めっちゃラグジュアリーな客室を用意したりはできないけれど、あの宿なんか楽しかったなー、川越の街も思ったより面白かったしまた行きたいなって思わせることはできるかも知れない。
そして、自分が共感できる人に勧められた場所を訪ねるとガイドブック通りの旅より楽しく、人生を広げてくれる旅になる。
とにかく、ゲストハウスやまちづくりに関わるたくさんの人と出会えた旅で、旅もゲストハウスもますます好きになりました!
今日はシーナと一平でお留守番です。
早くゲストさん来ないかな~。
では、また!